はじめに:退職は終わりではなく、新しい生活を考える機会
仕事を辞めた後、次に何を目指せばよいのでしょうか。
60代での再出発では、再就職や副業だけでなく、体力の維持、生活費の管理、人間関係の再構築など、考えるべきことがいくつもあります。
私の場合、仕事を辞めた後の目標は、できるだけ早く就労継続支援A型事業所へのステップアップを実現することでした。そのためには、求人を探すだけではなく、生活環境を整え、自分に合った支援を受け、就労に向けた準備を進める必要があると考えました。
この記事では、私自身の経験を振り返りながら、退職後の生活を立て直すために考えたことを整理します。
障害福祉サービスを利用している方はもちろん、定年退職者、自衛隊OB、復職や副業を目指す方にも、次の一歩を考える参考になれば幸いです。
1.退職後の再出発では、支援者との関係を見直すことも大切

相談員は、就労への道を考える重要な存在
私が最初に取り組もうと考えたのは、以前利用していた就労継続支援B型事業所と、自分の今後の進路との関係を整理することでした。
障害のある方が退院後に生活を立て直し、グループホームなどで暮らしながら就労を目指す場合、相談支援専門員や医療機関の相談担当者は重要な存在です。
就労先を探す際には、本人の希望や能力、体調、これまでの作業経験などを整理し、必要に応じて関係機関と情報を共有することがあります。
だからこそ、支援者との関係では、本人の希望がきちんと伝わっているか、自分の目標に沿った支援を受けられているかを確認することが大切だと感じました。
本人の希望と事業所の方針が一致しない場合
私自身は、以前のB型事業所での経験から、A型へのステップアップを目指すうえで、本人の希望と事業所側の考え方が一致しない場合もあると感じました。
当時の事業所では、利用を始めてから約5年間、私が把握する限り、A型への移行実績がありませんでした。また、私以外にも一般就労やA型への移行を希望する利用者がいました。
しかし、本人が次の進路を希望していても、その希望が実際の支援や具体的な行動につながるとは限りません。
もちろん、一つの事業所に移行実績がないからといって、必ずしも支援に問題があるとは断定できません。体調や本人の希望、受け入れ先の条件など、さまざまな事情があるためです。
それでも、自分の将来を考えるなら、「今の環境で、希望する進路に向けた準備が進んでいるだろうか」と定期的に振り返る必要があります。
工賃や収入の違いを、将来設計に生かす
私がA型への移行を目指した理由の一つは、収入面の違いでした。
当時の私の経験では、B型で得られる月々の工賃は約1万5,000円でした。一方、A型で時給1,170円、1日4時間、月23日働くと仮定すれば、月収は約10万7,000円になります。
実際の収入は、勤務日数、労働時間、事業所の条件などによって異なります。また、B型の工賃とA型の賃金は制度上の位置付けも異なります。
それでも、私にとって、この収入差は生活設計を考えるうえで無視できないものでした。
家賃や食費、日用品などの支出を考えれば、収入を増やすことは、生活の安定や将来の選択肢を広げることにつながります。
これは障害福祉サービスを利用する方だけの問題ではありません。定年後の再就職や副業を考える方にとっても、働く時間と収入のバランスを確認することは大切です。
相談員との関係に疑問を感じたときの対応
私の場合、以前の相談員との関係について、本人の希望が十分に尊重されていないのではないかと感じる出来事がありました。
そのため、病院の相談室に状況を説明し、別の相談員への変更や、契約関係の終了について相談しました。市役所の障害福祉課にも問い合わせ、手続きについて確認しました。
ここで学んだのは、困ったときに一人で抱え込まず、別の相談先に状況を説明することの重要性です。
相談員との関係がうまくいかない場合は、次のような対応が考えられます。
- 自分が希望する進路と、現在の支援内容を整理する。
- 病院の相談室や市区町村の障害福祉窓口に相談する。
- 相談支援専門員の変更や契約終了について、手続きと影響を確認する。
- 必要に応じて、別の支援機関から意見を聞く。
支援者との関係を見直すことは、誰かを責めるためではなく、自分に合った支援を受け、将来の選択肢を確保するための行動です。
ただし、支援を変更する際には、生活や医療、福祉サービスへの影響も考え、必要な支援が途切れないように進めることが大切です。
2.退職後も体力と人とのつながりを維持する

一度立ち止まることは、必ずしも後退ではない
退職後に考えたもう一つの課題は、体力の維持と人とのつながりでした。
仕事をしている間は、決まった時間に起き、外出し、周囲の人と接する機会があります。しかし、仕事を辞めると、こうした生活のリズムが崩れることもあります。
自宅やグループホームでブログの執筆やFXの勉強に取り組むこともできますが、それだけでは運動や対人交流の機会が不足する可能性があります。
そこで私は、病院の相談室担当者から勧められたデイケアの活用について、改めて考えるようになりました。
以前利用していたリハビリ的な環境に戻ることは、一見すると後退のように感じられます。しかし、今の自分に必要な準備をする期間と考えれば、意味合いは変わります。
大切なのは、今どこにいるかだけでなく、次にどこへ向かうための行動なのかを意識することです。
小さな役割を引き受け、生活のリズムをつくる
私が意識したいと考えたのは、デイケアで漫然と時間を過ごすのではなく、できることに積極的に取り組むことでした。
例えば、朝礼や終礼の司会進行を担当する日誌当番です。人前で話したり、時間を管理したり、周囲と協力したりする経験は、就労に向けた準備にもつながる可能性があります。
もちろん、すべての人に同じ活動が適しているわけではありません。体調や得意不得意に応じて、無理のない範囲で役割を選ぶことが重要です。
再就職や復職を目指す場合も、いきなり以前と同じ働き方に戻そうとするのではなく、生活リズムを整え、できることを少しずつ増やしていく方法があります。
定年退職後の方にとっても、地域活動や趣味の集まりなどで役割を持つことは、日々の張り合いをつくる一つの方法になるでしょう。
3.夜間の時間を、ブログ・ポイ活・FXの学習に生かす

PCを使った活動を将来の可能性につなげる
日中の活動に加えて、私は夜間の余暇をブログ運営、ポイ活、FXなどに活用したいと考えています。
特にブログは、自分の経験や考えを文章にまとめ、読者に役立つ情報として発信できる活動です。
この「60代リスタートラボ」でも、再出発の体験、生活改善、節約、就労に向けた準備などを発信することで、同じような悩みを持つ方の参考になる情報を蓄積していきたいと思います。
ブログ運営では、記事を書くだけでなく、読みやすい構成を考えたり、情報の正確性を確認したり、過去の記事を改善したりする作業も必要です。こうした経験は、PCを使った作業の習慣づくりにも役立ちます。
ただし、ブログの収益化には時間がかかることがあり、必ず収入が得られるわけではありません。副業として考える場合は、収益だけでなく、継続できる作業量や必要な費用も確認しておくことが大切です。
ポイ活とFXは、目的とリスクを分けて考える
ポイ活は、日常の買い物やサービス利用などを通じてポイントを獲得し、家計の負担を軽減する方法の一つです。
ただし、ポイントを得るために不要な商品を購入したり、有料サービスに申し込んだりすれば、かえって支出が増えることがあります。節約につながるかどうかを基準に判断したいところです。
一方、FXは為替変動によって利益を得る可能性があるものの、損失が発生するリスクもある金融取引です。レバレッジを利用すると、預けた資金を超える損失が生じる場合もあります。
生活費や将来必要になる資金を取引に回さず、リスクを理解したうえで、無理のない範囲で学習する姿勢が欠かせません。
ブログ、ポイ活、FXは、いずれも同じものではありません。それぞれの特徴を理解し、家計管理、学習、趣味、収入づくりという目的を分けて取り組むことが大切だと考えています。
4.再スタートを成功させるために、今できること

ここまでの経験から、仕事を辞めた後に大切なのは、焦って次の仕事を決めることだけではないと感じています。
生活環境を整え、自分に合った支援を確保し、体力や生活リズムを維持しながら、次の進路に向けて準備することも重要です。
これから再就職や復職、副業を目指す方は、次の点を確認してみてはいかがでしょうか。
- 目標を具体化する。 どのような仕事や生活を目指すのかを整理する。
- 支援や相談先を確認する。 現在の支援が自分の希望に合っているかを振り返る。
- 生活リズムを整える。 無理のない範囲で外出や活動の機会を確保する。
- 収支を把握する。 毎月の生活費と、就労や副業で得たい収入を確認する。
- 小さな行動を積み重ねる。 学習、文章作成、地域活動など、継続できることから始める。
すべてを一度に実行する必要はありません。自分の体調や環境に合わせて、できることから始めるのが現実的です。
まとめ:自分に合った再スタートを、一歩ずつ進める

仕事を辞めた後は、収入への不安や人間関係の変化など、さまざまな課題に直面することがあります。
私の場合、A型事業所へのステップアップを目標に、相談員との関係の見直し、デイケアの活用、生活リズムの維持、ブログやポイ活などの活動を改めて考えるようになりました。
その過程で感じたのは、再出発とは、ただ新しい仕事を見つけることだけではないということです。自分に必要な支援を受け、生活の基盤を整え、将来に向けて準備することも、大切な一歩になります。
これは、障害のある方や復職を目指す方だけでなく、定年退職した方、自衛隊OB、第二の仕事や副業を考える方にも共通する課題ではないでしょうか。
年齢やこれまでの経歴にかかわらず、今の自分にできることを見つけ、少しずつ積み重ねていく。その経験をブログなどで発信することも、誰かの参考になるかもしれません。
私自身も、目標に向けた準備を続けながら、日々の経験から学んだことを「60代リスタートラボ」で発信していきたいと思います。


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