- はじめに――60代から「もう一度働く」を考える
- 1-1.いきなり一般就労を目指すことへの不安
- 1-2.B型を「次の可能性を考える場所」として捉える
- 2-1.B型とA型を単純な優劣で考えない
- 2-2.A型では「次の仕事につながる能力」を意識したい
- 3-1.若い人と同じ方法で競争する必要はない
- 3-2.20年以上の文書作成経験を生かしたい
- 4-1.私がAIライティングを学んだ理由
- 4-2.重要なのは「AIを使える」ことより「AIで何ができるか」
- 5-1.まず、自分が何をしてきたのかを書き出す
- 5-2.仕事以外の経験も材料になる
- 6-1.60代の仕事探しは障害者だけの問題ではない
- 6-2.過去の仕事を「別の言葉」に置き換える
- 7-1.第一の候補――パソコンを使った事務職
- 7-2.第二の候補――文章作成や情報整理
- 7-3.第三の候補――経済・金融などの知識を深める
- 9-1.生活・健康について
- 9-2.通所・就労習慣について
- 9-3.これまでの仕事経験について
- 9-4.60代から生かせる経験について
- 9-5.これから身につけたい技能について
- 行動1――過去の仕事を10個書き出す
- 行動2――自分の強みを3つ選ぶ
- 行動3――次に身につける技能を一つ決める
はじめに――60代から「もう一度働く」を考える
60代になってから、もう一度仕事を始める。
そう考えたとき、「自分にまだ仕事ができるだろうか」と不安になる人は少なくないと思います。
若い頃と比べれば、体力は落ちています。
新しい仕事を覚えることにも不安があります。
長期間仕事から離れていた場合は、毎日の通勤や職場の人間関係も気になるでしょう。
病気や障害などによって、以前と同じ働き方が難しくなった人もいます。
私自身も、入院、退院、デイケアでの生活改善を経験する中で、これからの人生をどう立て直していくかを考えるようになりました。
その中で感じたのが、生活を安定させるだけでなく、もう一度「働く」という目標を持つことの大切さです。
ただ、いきなり一般企業への就職を目指すのは、現在の自分には負担が大きい。
そこで考えたのが、就労継続支援B型から始め、少しずつ仕事への習慣を取り戻していく方法でした。
B型で安定して通所する。
仕事に慣れる。
自分の体調を管理する。
パソコンなどの技能を身につける。
その先にA型や障害者雇用、一般就労などを考える。
私にとっては、このような段階的な進み方が現実的だと感じています。
そして、この考え方は障害のある人だけに限らないと思います。
長期間仕事から離れていた人。
定年退職後に再就職を考えている人。
復職を目指している人。
副業を始めたい人。
長年一つの組織で働き、退職後の仕事を探している人。
こうした人にも共通する部分があります。
この記事では、私自身の経験をもとに、60代から働くために何を準備し、これまでの経験をどう次の仕事につなげていくのかを考えます。
1.私がB型から仕事への復帰を考えた理由
1-1.いきなり一般就労を目指すことへの不安
仕事から長く離れていた人が、いきなり一般企業で働くのは簡単ではありません。
毎朝、決まった時間に起きる。
決められた時間に通勤する。
職場の人とコミュニケーションを取る。
与えられた仕事を最後まで行う。
体調を自分で管理する。
こうしたことを毎日続ける必要があります。
若い頃には当たり前だったことでも、60代になってから再び始めるとなると、負担は変わってきます。
特に、入院や療養などによって生活リズムが変化していた場合は、仕事の能力以前に「毎日安定して生活する」というところから整える必要があります。
だから私は、いきなり大きな目標を設定するのではなく、段階的に働くことを考えました。
まず生活を整える。
次に、安定して通所する。
そのうえで、仕事への集中力や対人関係を含めた就労習慣を身につける。
そして、できることが増えた段階で、次の働き方を考える。
この順番なら、自分の状態を確認しながら前に進むことができます。
1-2.B型を「次の可能性を考える場所」として捉える
B型には、さまざまな事情を抱えた人が利用しています。
そのため、利用する目的も人によって違います。
生活リズムを整えることを重視する人もいます。
社会との接点を取り戻すことを目標にする人もいます。
作業を通じて生活や就労の習慣を身につけることを目指す人もいます。
私は、B型を利用する場合でも、自分自身の将来について考えておくことが大切だと思っています。
もちろん、すべての人がA型や一般就労を目指す必要はありません。
B型で安定した生活を続けること自体が重要な目標になる場合もあります。
一方で、私のように、将来的にもう一段階仕事の幅を広げたいと考える人もいます。
その場合、まず次のような基本的な力を身につけることが重要だと思います。
安定して通所する
仕事では、能力だけではなく継続性も重要です。
「決められた場所に継続して通える」という経験は、次の就労段階を考えるうえでも大切になります。
与えられた仕事に責任を持つ
決められた手順を守る。
時間を意識する。
ミスを減らす。
分からないことは質問する。
こうした基本的な行動は、将来どのような仕事に就いても役立ちます。
周囲との関係を安定させる
職場では、一人だけで仕事をするとは限りません。
相手の話を聞く。
必要なことを伝える。
困ったときには相談する。
問題が起きたときには、できるだけ冷静に対応する。
こうした力も、長く働くためには欠かせません。
自分の状態を管理する
60代から働く場合、体調管理も重要です。
無理をしすぎない。
休養を取る。
生活リズムを整える。
自分の状態を把握する。
こうした自己管理が、結果的に働き続ける土台になります。
2.B型からA型へ――「次の就労段階」を考える
2-1.B型とA型を単純な優劣で考えない
B型からA型への移行を考えるとき、注意したいことがあります。
それは、B型とA型を単純に「どちらが上か」という基準だけで考えないことです。
それぞれ制度上の位置づけや、求められる働き方が異なります。
B型では、利用者の状態に合わせて、作業や生活面の支援を受けながら通所することが重要になります。
一方、A型では雇用契約に基づいて働く仕組みであるため、より実際の雇用に近い働き方が求められます。
私は、この違いを「優劣」ではなく、「自分が今どの段階にいるのかを考える材料」と捉えるようになりました。

B型が必要な人には、B型の役割があります。
そして、A型を目指せる状態になった人には、次の段階への挑戦があります。
重要なのは、他人と比較することではなく、自分に合った働き方を考えることです。
2-2.A型では「次の仕事につながる能力」を意識したい
私がA型について考えるようになって、特に気になったのが仕事内容です。
手作業や内職的な作業にも、集中力や正確性を身につけるという意味があります。
それ自体に価値があります。
一方で、将来的に障害者雇用や一般就労を目指すのであれば、パソコンを使った仕事や事務作業など、次の職場で活用できる能力を身につけられる仕事にも挑戦したいと思っています。
ここで大切なのは、「収益性が高い仕事なら良い」という単純な話ではありません。
その仕事を通じて、次の就労先で活用できる能力を身につけられるか。
私は、その視点を重視しています。
例えば、
- パソコン操作
- 文書作成
- データ入力
- 情報整理
- 資料作成
- メールなどの基本的な事務作業
- AIを使った文章作成
などです。
これらの技能は、一般企業の事務職などにも応用できる可能性があります。
3.60代だからこそ「経験」を仕事の武器にしたい
3-1.若い人と同じ方法で競争する必要はない
60代から仕事を再開するとき、若い人と同じ能力をすべて身につける必要はないと思います。
もちろん、新しい技術を学ぶ努力は必要です。
しかし、60代には若い世代にはない強みもあります。
それが、これまで積み重ねてきた経験です。
長く働いてきた人なら、
- 文書を作成する
- 人と話す
- 顧客に対応する
- 問題を解決する
- 職場のルールを守る
- 周囲と協力する
- 状況を判断する
といった経験を持っているはずです。
こうした能力は、資格のように簡単には証明できないかもしれません。
しかし、実際の仕事では重要な能力です。
だから私は、60代からの就職では、
「新しい能力を身につけること」と「過去の経験を生かすこと」
の両方が必要だと考えています。
3-2.20年以上の文書作成経験を生かしたい
私自身は、これまで中小企業で20年以上、文書作成に関わる仕事を経験してきました。
そのため、将来的にはパソコンを使った事務職にも関心があります。
高度なITエンジニアになりたいわけではありません。
プログラミングの専門家を目指しているわけでもありません。
私が生かしたいのは、長年培ってきた「文章を作る」「情報を整理する」という能力です。
そこに、現在学んでいるAIの知識を加えたいと考えています。
これは、60代から再就職を考える人にとっても、一つのヒントになると思います。
過去の仕事を、そのまま探す必要はありません。
過去の仕事で身につけた能力を分解します。
そして、その能力が現在の仕事でどのように使えるかを考えます。
例えば、「文書作成」という経験なら、事務職、資料作成、Web記事作成などに応用できる可能性があります。
このように考えると、これまでとは違う仕事にも目を向けることができます。
4.AIとパソコンを「新しい道具」として活用する
4-1.私がAIライティングを学んだ理由
私自身、グループホームにパソコンを持ち込み、AIライティングについて学ぶ機会を作りました。
無料講座などを利用し、1日2~3時間程度の学習を1か月ほど続けました。
その結果、AIを使って文章を作成する基本的な方法を身につけることができました。
現在は、その経験をブログ運営にも活用しています。
もちろん、AIに文章を書かせれば、それだけで仕事になるわけではありません。
AIが作った文章には、事実確認や修正が必要です。
自分の経験や考えを加えることも重要です。
読者にとって本当に役立つ内容になっているかを確認する必要もあります。
つまり、AIは「仕事そのもの」ではありません。
仕事を助ける道具です。
4-2.重要なのは「AIを使える」ことより「AIで何ができるか」
これからAIを学ぶ人にとって重要なのは、操作方法だけではないと思います。
「AIを使って、どんな仕事を効率化できるのか」という視点です。
例えば、
- 文章の下書きを作る
- 長い文章を要約する
- 複数の情報を整理する
- 文章表現を改善する
- アイデアを出す
- 資料作成のたたき台を作る
といった使い方があります。
そこに自分自身の経験を加えれば、単純にAIが作った文章とは違う成果物を作ることができます。
60代から新しい技術を学ぶ場合も、若い人と同じレベルを目指す必要はありません。
自分の経験を補助する道具として使う。
この発想なら、新しい技術にも取り組みやすくなります。

5.復職・再就職・副業に役立つ「経験の棚卸し」
5-1.まず、自分が何をしてきたのかを書き出す
ここまでの話は、障害福祉サービスを利用する人だけに当てはまるものではありません。
長期間仕事を離れていた人にも参考になります。
復職を目指している人にも役立ちます。
定年後の再就職を考えている人にも使える考え方です。
副業を始めたい人にも応用できます。
その第一歩が「経験の棚卸し」です。
まず、これまで何をしてきたのかを書き出します。
例えば、「会社員だった」とだけ書くのではありません。
「文書を作っていた」
「顧客と電話で話していた」
「資料を整理していた」
「社内文書を作成していた」
というように、具体的な作業まで分解します。
5-2.仕事以外の経験も材料になる
仕事だけが経験ではありません。
趣味や個人活動も、場合によっては仕事につながります。
例えば、ブログを書いている人なら、
情報を調べる。
記事を構成する。
文章を書く。
画像を準備する。
読者を意識する。
アクセス状況を確認する。
といった作業をしています。
これは単なる趣味ではありません。
複数の能力を使った活動でもあります。
家計管理や節約を長年行ってきた人なら、数字を管理する能力があります。
地域活動を続けてきた人なら、人との調整能力があるかもしれません。
大切なのは、「こんなことは仕事にならない」と最初から決めないことです。
一度すべてを書き出してから、その中にどのような能力があるのかを考えます。
6.自衛隊OBなど、長年組織で働いてきた人にも共通すること
6-1.60代の仕事探しは障害者だけの問題ではない
ここまで、私自身の経験を中心に書いてきました。
しかし、考えてみれば、この問題は障害のある人だけのものではありません。
60代になって仕事を再構築するという意味では、定年退職した人や、長年一つの組織で働いてきた人にも共通しています。
例えば、自衛隊OBのように、組織の中で長年勤務してきた人が退職後に民間企業へ移る場合を考えてみます。
これまで身につけた能力を、民間企業ではどのように説明すればいいのでしょうか。
ここにも「経験の翻訳」が必要になります。
6-2.過去の仕事を「別の言葉」に置き換える
例えば、長年の組織勤務で身につけた、
「規律を守る」
「時間を守る」
「チームで行動する」
「責任を持つ」
「状況を判断する」
「危険を予測する」
といった能力があります。
これらを単なる「過去の仕事」として終わらせるのではありません。
「次の職場で役立つ能力」に置き換えて考えることができます。
これは私自身にも当てはまります。
20年以上の文書作成経験を、
「昔、文書を作っていました」
で終わらせるのではありません。
「文章を整理し、相手に伝わる形にまとめる能力があります」
と考えることができます。
このように経験を別の言葉に置き換えることで、自分の強みが見えやすくなります。
7.私がこれから目指したい仕事
7-1.第一の候補――パソコンを使った事務職
現在、私が最も関心を持っているのは、パソコンを使った仕事です。
これまでの文書作成経験があります。
現在はブログも運営しています。
さらに、AIを使った文章作成についても学んでいます。
そのため、これらを組み合わせられる仕事に挑戦したいと思っています。
A型などで実際の仕事を経験しながら、パソコンの技能を高める。
その先に障害者雇用や一般就労を考える。
そうした進み方が、自分には合っているのではないかと考えています。
7-2.第二の候補――文章作成や情報整理
文章を書くことにも可能性を感じています。
ブログ記事を書くためには、情報を集める必要があります。
その情報を整理します。
自分の考えをまとめます。
そして、読者に分かりやすい文章にします。
これは単なる文章作成ではありません。
「情報収集→整理→分析→文章化→発信」という一連の作業です。
この経験を積み重ねれば、将来的にさまざまな仕事へ応用できる可能性があります。
7-3.第三の候補――経済・金融などの知識を深める
私はこれまで、我流ではありますが、経済、金融、為替、利殖、安全保障などについても関心を持って学んできました。
専門家と呼べるほどの知識があるわけではありません。
しかし、長年興味を持って学んできたことは、自分の財産だと思っています。
今後は、こうした知識もさらに体系的に整理していきたいと思っています。
ただし、これらをすぐに仕事の中心にするつもりはありません。
現時点では、文書作成、パソコン、AIといった実務につなげやすい能力を軸にします。
経済や金融などの知識は、その周辺にある自分の強みとして育てていきたいと思っています。
こうすることで、「60代から仕事をどう再構築するか」というこの記事のテーマから外れずに、自分の知識を生かすことができます。
8.60代からの再就職で大切なのは「一気に結果を求めない」こと
60代から働き始める場合、最初から大きな結果を求めないことも重要です。
特に、長期間仕事から離れていた場合は、以前できていたことでも、最初はうまくできないかもしれません。
そこで、段階を分けて考えます。
第1段階――生活を安定させる
まず、毎日の生活リズムを整えます。
睡眠、食事、休養、必要な通院などを含め、自分の生活を安定させます。
第2段階――通所・仕事の習慣を作る
次に、決められた場所へ継続して通います。
仕事の時間に集中する習慣を身につけます。
第3段階――仕事の能力を高める
パソコン、文章作成、データ入力など、自分に合った技能を少しずつ高めます。
第4段階――次の就労先を考える
B型などで経験を積んだ後、A型など次の選択肢を検討します。
その際には、仕事内容だけでなく、「その仕事を通じて何が身につくか」も考えます。
第5段階――障害者雇用・一般就労・副業を検討する
自分の体力、技能、生活状況を見ながら、障害者雇用、一般就労、副業などの可能性を考えます。
すべての人が同じ道を進む必要はありません。
途中で立ち止まっても構いません。
別の道に変更しても構いません。
重要なのは、自分の現在地を確認しながら、次の一歩を考えることです。
9.読者のための実践チェックリスト――自分の「次の一歩」を整理する
ここまで読んで、「自分も何か仕事を始めてみたい」と思った方は、現在の状況を一度整理してみてください。
すべてに「はい」と答える必要はありません。
「まだできていない」と分かることも重要です。
それが、次に取り組む課題になるからです。
9-1.生活・健康について
□ 毎日、おおむね決まった時間に起きることができる
□ 決めた時間に外出することができる
□ 仕事や通所に必要な体力について、自分なりに把握している
□ 疲れたときに休むなど、自分の状態を管理できる
□ 必要な健康管理を継続できている
□ 無理をした場合に、体調を崩す可能性を理解している
「まだ難しい」と感じる項目が多ければ、まず生活リズムを整えることから始めます。
9-2.通所・就労習慣について
□ 決められた日に安定して通うことができる
□ 決められた時間まで作業を続けられる
□ 遅刻や欠席があった場合、その理由を適切に伝えられる
□ 分からないことを職員や担当者に質問できる
□ 注意やアドバイスを改善につなげられる
□ 周囲と安定した関係を築くことを意識できる
□ 作業中は必要な仕事に集中できる
B型などを利用している場合は、「通うこと」そのものを最初の成果として考えてもよいと思います。
9-3.これまでの仕事経験について
□ これまで経験した仕事をすべて書き出した
□ それぞれの仕事で担当した業務を書き出した
□ パソコンを使った経験を書き出した
□ 文書作成や資料作成の経験を書き出した
□ 電話対応や顧客対応の経験を書き出した
□ チームで仕事をした経験を書き出した
□ 上司や同僚から評価されたことを書き出した
□ 自分が比較的得意だった仕事を書き出した
「自分には何もできない」と考える前に、過去の仕事を細かく分解してみることがポイントです。
9-4.60代から生かせる経験について
□ 長年続けてきた仕事がある
□ 長期間続けてきた趣味がある
□ 人から相談されることが多い分野がある
□ 文章を書くことができる
□ 人と話すことができる
□ 情報を調べることができる
□ 数字や家計を管理した経験がある
□ パソコンやスマートフォンを使える
□ インターネットで情報を検索できる
□ ブログ、メール、SNSなどを利用した経験がある
年齢を弱点だけで考えず、「長く続けてきたこと」を強みに置き換えてみることが大切です。
9-5.これから身につけたい技能について
□ パソコン操作を学びたい
□ Wordなどの文書作成を身につけたい
□ Excelなどの表計算を学びたい
□ AIを仕事に活用する方法を学びたい
□ 文章作成能力を高めたい
□ データ入力を練習したい
□ インターネットを使った仕事を学びたい
□ ブログやWebライティングを学びたい
□ 自分に合った資格取得を検討したい
全部を一度に始める必要はありません。
「今の自分に一番必要な一つ」を選ぶことが重要です。
10.B型・A型・障害者雇用・一般就労を考えるチェックポイント
□ 自分が現在どの程度働けるのかを考えた
□ B型を利用する目的を整理した
□ 将来的にA型を目指したいか考えた
□ A型でどのような仕事をしたいか考えた
□ 障害者雇用について調べた
□ 一般就労の可能性について考えた
□ 自分に合った勤務時間を考えた
□ 通勤可能な範囲を考えた
□ 体力的に続けられる仕事か考えた
□ 「仕事内容」だけでなく「そこで何を身につけられるか」を考えた
ここで特に意識したいのは、「どこで働くか」だけではありません。
「その仕事を通じて、次に何ができるようになるか」
という視点です。
11.復職・再就職を考えている人のチェックポイント
□ なぜ仕事に戻りたいのかを整理した
□ 以前の仕事で生かせる能力を整理した
□ 以前の仕事から離れた理由を整理した
□ 現在ならできることを考えた
□ 現在は難しいことも整理した
□ 希望する勤務時間を考えた
□ 希望する仕事の条件を3つ程度に絞った
□ 「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を分けた
「昔と同じ仕事に戻る」ことだけが復職ではありません。
過去の経験を別の仕事に生かす方法も考えてみることが大切です。
12.副業を考えている人のチェックポイント
□ 自分が人より詳しい分野を考えた
□ 文章を書くことができる
□ 自分の経験を情報としてまとめられる
□ ブログやWebサイトに興味がある
□ AIなどの新しいツールを学ぶ意欲がある
□ 副業に使える時間を確保できる
□ 最初から大きな収入だけを期待していない
□ 本業や生活を圧迫しない範囲で取り組める
副業では、「何を売るか」だけではなく、「自分が何を提供できるか」を考えることが重要です。
13.今日からできる3つの行動
ここまで読んで、「自分も仕事について考えてみよう」と思った方は、まず大きな目標を立てる必要はありません。

今日からできることを3つに絞ってみます。
行動1――過去の仕事を10個書き出す
紙やスマートフォン、パソコンなどに、これまで経験した仕事や作業を書き出します。
例えば、
「文書を作った」
「電話対応をした」
「資料を整理した」
「人に説明した」
「パソコンを使った」
などです。
どんなに小さな経験でも構いません。
10個書き出すと、自分では忘れていた能力が見つかることがあります。
行動2――自分の強みを3つ選ぶ
書き出した経験の中から、「比較的得意だったこと」を3つ選びます。
例えば、
「文章を書くこと」
「人の話を聞くこと」
「パソコンを使うこと」
などです。
ここでは、他人と比較する必要はありません。
「自分にとって比較的できること」で十分です。
行動3――次に身につける技能を一つ決める
最後に、これから学ぶことを一つだけ決めます。
パソコンでも構いません。
AIでも構いません。
文章作成でも構いません。
Excelでも構いません。
重要なのは、全部を一度に始めないことです。
「今の自分に一番必要な一つ」
を選びます。
そして、できれば1か月程度続けてみます。
小さな積み重ねが、次の仕事につながる可能性があります。
14.チェックが少なくても、それは失敗ではない
このチェックリストで「はい」が少なかったとしても、心配する必要はありません。
むしろ、現在の課題が見つかったと考えることができます。
「安定して通所することがまだ難しい」
のであれば、まず生活リズムを整える。
「パソコンが苦手」
のであれば、基本操作から始める。
「自分の強みが分からない」
のであれば、過去の仕事や人生経験を書き出す。
「将来どこで働きたいか分からない」
のであれば、まずいくつかの仕事を調べてみる。
このように、課題を小さく分ければ、次に何をすればよいのかが見えてきます。
60代からの仕事探しでは、最初から完璧な答えを出す必要はありません。
「今の自分にできることは何か」
そして、
「次に一つだけ身につけるなら何か」
を考えることから始めればいいのです。
15.「60代リスタートラボ」で発信していきたいこと
私が運営している「60代リスタートラボ」では、こうした経験を一つのテーマとして発信していきたいと思っています。
60代からの生活。
仕事への復帰。
B型やA型など就労に関する経験。
パソコンやAIの活用。
ブログ運営。
副業への挑戦。
そして、経済や金融について自分なりに学んできたこと。
一見すると、別々のテーマに見えるかもしれません。
しかし、私自身にとっては一つにつながっています。
それは、
「これからの人生を、自分の経験と新しい知識を使って、もう一度組み立て直す」
というテーマです。
仕事を失ったから終わりではありません。
長期間仕事を離れたから、もう何もできないということでもありません。
定年を迎えたから、すべての仕事が終わるわけでもありません。
もちろん、年齢による体力の低下や健康面の問題はあります。
若い頃と同じ働き方ができない場合もあります。
だからこそ、自分に合った働き方を探す必要があります。
まとめ――過去の経験を捨てるのではなく、新しい仕事に生かす
60代から仕事を再スタートするとき、私は「若い人と同じようにならなければならない」と考える必要はないと思っています。
むしろ重要なのは、これまでの経験を整理することです。
そして、その経験に新しい技術を組み合わせることです。
私の場合は、20年以上の文書作成経験があります。
現在はパソコンを使ってブログを運営しています。
さらに、AIライティングについても学びました。
これらを組み合わせれば、
「過去の経験+パソコン+AI+文章作成」
という新しい強みを作れる可能性があります。
B型から始める。
安定して通所する。
仕事への習慣を身につける。
必要な技能を高める。
A型など次の就労段階を考える。
その先に障害者雇用や一般就労、副業などの選択肢を検討する。
こうした段階的な考え方なら、いきなり大きな目標に挑戦するよりも、自分の現在地を確認しながら前進できます。
そして、この考え方は障害のある人だけのものではありません。
長期間仕事を離れていた人にも当てはまります。
定年後に再就職を考える人にも当てはまります。
復職を目指している人にも役立ちます。
副業を始めたい人にも参考になります。
自衛隊OBなど、長年一つの組織で働いてきた人にも、自分の経験を別の仕事に置き換えるという点で共通する部分があります。
大切なのは、過去の職業そのものに固執することではありません。
そこで身につけた能力を、新しい仕事でどう生かすかを考えることです。
「昔はこういう仕事をしていた」
だけではなく、
「その仕事を通じて、何ができるようになったのか」
と考えてみる。
これだけでも、自分の見方は変わります。
60代だから遅い。
長く仕事を離れていたから難しい。
障害があるから選択肢が少ない。
そう決めつける必要はないと思います。
もちろん、誰でも希望した仕事に就けるわけではありません。
体力の問題もあります。
健康面の問題もあります。
企業側の条件もあります。
必要な技能を身につける努力も必要です。
それでも、自分の経験を整理し、できることを増やし、現実的な目標を一つずつ設定することには意味があります。
私自身も、まだ途中です。
これからB型での経験を積み、A型など次の就労段階について考えます。
その中で、パソコンやAIを活用した仕事にも挑戦したいと思っています。
そして、これまで培ってきた文書作成の経験も無駄にしたくありません。
経済、金融、安全保障などについて学んできた知識についても、今後さらに整理していきたいと思います。
ただし、それらを一度に仕事にしようとは考えていません。
まずは、自分にできることを一つずつ形にする。
これが現在の私の考えです。
60代からの仕事探しは、20代や30代の就職活動とは違います。
人生の後半だからこそ、これまで積み上げてきた経験があります。
その経験を捨てるのではなく、新しい技術と組み合わせる。
そこに、これからの働き方を考えるヒントがあるのではないでしょうか。
そして、この記事を読んだ方にも、まず一つだけ行動してほしいと思います。
これまでの仕事を10個書き出す。
その中から自分の強みを3つ選ぶ。
そして、次に身につける技能を一つ決める。
それだけでも、自分のこれからを考える第一歩になります。
私にとって「60代リスタートラボ」は、単なる日記を書く場所ではありません。
自分自身が生活を立て直し、仕事について考え、新しいことを学び、その過程を記録する場所です。
そして、同じように「もう一度働きたい」と考えている人にとって、少しでも参考になる情報を残していきたいと思っています。
60代からでも、できることはあります。
過去の経験も、使い方を変えれば新しい価値になります。
一歩ずつでも前に進む。
それが、私にとっての仕事の再スタートです。


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