- はじめに|B型で過ごす毎日は、次の仕事への準備でもある
- 1.朝の生活習慣を整えることから一日が始まる
- 2.B型事業所で経験するさまざまな作業
- 3.「自分で考えること」と「確認すること」のバランス
- 4.職員体制の変化から見えた「支援する側」の大変さ
- 5.事業所のルールは一般就労にもつながっている
- 6.身だしなみは「自分のため」だけではない
- 7.A型就労を意識すると「何を伝えるか」が重要になる
- 8.健康管理も「働く準備」の一部
- 9.体調が悪い日に気づいた「無理をしない」ことの大切さ
- 10.休日は生活リズムと在宅ワークの準備に使う
- 11.B型の工賃から学ぶお金の管理
- 12.福祉制度について考えた経験
- 13.利用者それぞれに違う「次の目標」
- 14.B型での経験を「次の働き方」につなげたい
- 15.これからの目標|A型・復職・副業へ一歩ずつ
はじめに|B型で過ごす毎日は、次の仕事への準備でもある
B型就労支援事業所に通所していると、毎日が同じように見えても、実際にはさまざまな出来事があります。
内職作業をしたり、職員の方から仕事の進め方について教えてもらったり、他の利用者との関わりを経験したりする一方で、自分自身の生活習慣や健康管理について考えることもあります。
私は現在、B型就労支援事業所へ通いながら、将来的にはA型就労、さらに副業や在宅ワークにも取り組むことを目標にしています。
そのため、単に「今日もB型へ通った」という記録だけではなく、日々の経験から何を学び、これからの働き方にどうつなげていくのかを意識するようになりました。
今回は、2026年5月から6月にかけての複数の日の記録を振り返りながら、働くために必要なのは作業能力だけではないということについてまとめます。
1.朝の生活習慣を整えることから一日が始まる
私のB型での一日は、事業所へ到着してから始まるわけではありません。
朝は比較的早く起き、FXのポジション整理やポイント活動を行った後、ストレッチや筋力トレーニングなどをしています。
洗顔や髭剃りを済ませ、身支度を整えることも毎日の習慣の一つです。
また、グループホームの自室をフローリングシートなどで掃除することもあります。
部屋を掃除すると、単純に床がきれいになるだけではなく、気持ちの切り替えにもなります。
仕事をするためには、仕事そのものだけを考えればよいわけではありません。
朝起きる、身支度をする、部屋を整える、決められた時間に出発する。
こうした小さな行動の積み重ねが、安定した通所につながっていると感じています。
2.B型事業所で経験するさまざまな作業
B型事業所で担当する仕事は、その日によって変わります。
これまでには、箱の内枠を折る作業、メッセージカードを書く作業、食器を拭く作業、皿洗いや片付けなどを経験してきました。
ある日は、箱の内枠折りを約1時間30分、その後メッセージカードの作成を約1時間30分行いました。
別の日には、メッセージカード作成を中心に作業し、昼食後の食器拭きなども担当しました。
一見すると単純な作業に思えるものでも、実際に続けてみると、集中力や正確性が求められます。
特に内職では、依頼された企業の商品や成果物を扱うため、自分の判断だけで作業方法を変更してはいけない場合があります。
分からないことがあれば確認する。
指示された手順を守る。
完成品の品質を意識する。
これはB型に限らず、一般就労でも重要な基本だと思います。
3.「自分で考えること」と「確認すること」のバランス
B型で過ごしていると、自分で判断して行動する場面もあります。
しかし、何でも自分の判断で進めればよいというわけではありません。
以前、作業について職員の方から「指示されていないことを自己判断で進めると、完成品の品質に影響する可能性がある」という趣旨の注意を受けたことがあります。
この経験から、私は「自分で考えること」と「分からないときに確認すること」の両方が大切だと考えるようになりました。
一般企業でも、仕事を任されたからといって、すべてを自己判断で進めるとは限りません。
報告、連絡、相談をしながら仕事を進めることが必要です。
B型での内職作業も、そうした基本的な仕事の姿勢を身につける機会になっています。
4.職員体制の変化から見えた「支援する側」の大変さ
5月から6月にかけて、事業所では職員の休暇や家庭の事情による早退など、職員体制が変化する日がありました。
ベテラン職員が長期間休暇を取得した時期もあり、普段とは少し違った雰囲気を感じました。
また、利用者約8人に対して職員2人という状況になった日もありました。
さらに、内職成果物の提出などで職員が外出する時間があると、事業所内の利用者が自主的に作業を進める場面もあります。
利用者から見ると、職員の方はいつも支援してくれる存在です。
しかし、その裏側には、利用者への声掛け、作業の確認、安全面への配慮、外部との連絡など、多くの仕事があります。
職員体制が変わったことで、私は「支援を受ける側」だけではなく、「支援する側の負担」についても考えるようになりました。
安定した就労には、利用者自身の努力だけでなく、周囲の支援や職場環境も関係しているのだと思います。
5.事業所のルールは一般就労にもつながっている
ある日の終礼では、事業所で守る基本的なルールについて確認がありました。
挨拶をすること。
髪、ひげ、爪などの身だしなみを整えること。
作業中のスマートフォンによる動画視聴を控えること。
大声での会話や長時間の雑談を控えること。
作業中の飲食を控えること。
適切に休憩を取ること。
利用者同士で金銭や食品、連絡先を交換しないこと。
他の利用者の作業速度や態度を批判しないこと。
こうしたルールは、単にB型事業所内でトラブルを防ぐためだけのものではありません。
一般企業で働く場合にも、周囲との協調や職場のルールを守ることは必要になります。
私はA型就労や復職を目指しているため、B型で教えてもらった基本的なルールを、将来の仕事にもつなげていきたいと思っています。
6.身だしなみは「自分のため」だけではない
ある日、男性利用者の身だしなみを見ていて、以前の職場で先輩社員から聞いた言葉を思い出しました。
その先輩は、女性との出会いなども意識して「髭だけは毎日きちんと剃っている」と話していました。
当時は何気なく聞いていましたが、今になって考えると、身だしなみには自分自身のためだけではなく、周囲への配慮という意味もあるのだと思います。
もちろん、障害の特性や体調などによって、毎日同じように身支度を整えることが難しい人もいます。
そのため、他人の身だしなみを一方的に評価することはできません。
一方で、自分自身について考えれば、洗顔、髭剃り、髪型、服装など、できる範囲で清潔感を意識することは大切だと思います。
特に就職活動や面談では、仕事内容だけでなく、相手に与える第一印象もあります。
私自身も、A型の面談や将来の復職を考える中で、毎日の身だしなみを習慣として続けたいと思っています。
7.A型就労を意識すると「何を伝えるか」が重要になる
6月には、A型就労支援事業所の面談に向けて準備していた原稿を、B型事業所の職員の方に確認してもらいました。
原稿には、現在のB型事業所への通所状況、通勤時間、日々どのような状態で作業しているかなどを書いていました。
職員の方からは、内容としてはおおむね問題ないという趣旨の意見をいただきました。
ただし、重要なアドバイスもありました。
それは、**「書いた内容を全部話そうとするのではなく、相手が求めている情報を選んで伝えること」**です。
私は、自分がこれまで努力してきたことを、できるだけ多く説明したくなる傾向があります。
しかし、面談する側が知りたいのは、すべての経歴ではありません。
例えば、
- どのような仕事ができるのか
- どの程度安定して通えるのか
- どのような配慮が必要なのか
- 今後どのような仕事を目指しているのか
といった情報を整理して伝えることが重要です。
これはA型就労だけではなく、一般企業の面接や副業の仕事を受ける場合にも通じる考え方だと思います。
8.健康管理も「働く準備」の一部
働くことを考えると、仕事の能力だけに目が向きがちです。
しかし、健康管理も重要な準備です。
6月には、歯科への通院や健康診断、大腸がん検診の準備などを行いました。
通院には電車やバスを利用し、移動だけで長い時間がかかる日もあります。
通所と通院が重なると負担が大きくなるため、予定を調整して休むことも必要です。
また、治療後に体調の変化を感じた日には、医療機関へ相談しました。
頭痛、めまい、不安感、集中しにくい感覚など、日常生活や作業に影響する変化があった場合には、自分だけで判断せず、医療機関へ伝えることが大切です。
薬の効果や副作用については、自己判断で結論を出すのではなく、医師などの専門家に相談する必要があります。
私自身も、体調の変化を記録し、必要なときに説明できるようにすることを意識しています。
9.体調が悪い日に気づいた「無理をしない」ことの大切さ
治療後に体調が十分ではない状態でB型へ通所したこともありました。
その日は集中力が低下し、単純なメッセージカードの作業でも、長時間続けることが負担に感じられました。
「皆勤を続けたい」「A型へ進みたい」という気持ちはあります。
しかし、目標を持っているからこそ、体調を無視して無理を続けるのではなく、自分の状態を把握することも必要です。
働き続けるためには、頑張る力だけでなく、休む判断も必要になります。
体調が悪いときには、早めに職員や医療機関へ相談する。
自分の状態を記録する。
無理をした場合にどの程度作業へ影響したかを振り返る。
こうした経験も、将来の安定した就労につながる大切な学びだと考えています。
10.休日は生活リズムと在宅ワークの準備に使う
B型の休日には、将来の在宅ワークを意識した活動もしています。
朝はポイント活動やNoteの記事整理を行い、その後は散歩をしたり、ストレッチや筋力トレーニングをしたりします。
また、健康診断や検診に必要な書類を記入したり、食事の準備をしたりすることもあります。
ある休日には、クラウドワークスの仕事に関連する動画を見たり、Noteの記事を整理したりしました。
6月には、ライティング案件でZoomを使う予定があり、その準備にも取り組みました。
スマートフォンのカレンダーに登録されているZoomの情報をパソコンで利用できるようにするだけでも、慣れていないと時間がかかります。
ChatGPTにも相談しながら約2時間かけて設定しましたが、最終的には準備を終えることができました。
年齢を重ねても、新しいIT環境に挑戦することはできます。
こうした小さな経験が、将来的な在宅ワークにつながる可能性があります。
11.B型の工賃から学ぶお金の管理
6月には、5月分の工賃として29,190円を受け取りました。
B型の工賃は一般企業の給与とは異なりますが、私にとっては働くことを続ける上で大切な収入です。
工賃を受け取った後は、将来の支出を考えながらお金を振り分けました。
今回は2万円を貯蓄に回し、残りを生活費として管理しました。
収入が限られている場合、交通費、日用品、医療費など、予想していなかった支出への備えも必要です。
だからこそ、収入が入ったときにすべて使ってしまうのではなく、少しでも先のために残すことを意識しています。
働くということは、収入を得るだけではありません。
得たお金をどう管理するかということも、生活を安定させるための重要な要素だと思います。
12.福祉制度について考えた経験
B型事業所では、他の利用者の話から福祉制度について考える機会もあります。
生活保護、障害年金、自立支援医療制度など、生活を支える制度は複数あります。
一方で、制度にはそれぞれ条件や手続きがあり、個人の収入、資産、世帯状況、自治体などによって扱いが異なります。
そのため、他人のケースをそのまま自分に当てはめることはできません。
制度について疑問がある場合は、福祉事務所、ケースワーカー、相談支援専門員、医療機関など、適切な窓口へ相談することが重要です。
私自身も、B型で生活していると、働くことと福祉制度、健康管理、生活費などがそれぞれ別の問題ではなく、互いにつながっていることを感じます。
13.利用者それぞれに違う「次の目標」
B型事業所には、さまざまな目標を持つ人がいます。
一般就労を早く目指したい人。
A型就労へ進みたい人。
まず生活リズムを整えたい人。
現在の環境で安定して通所することを目標にしている人。
同じB型に通っていても、目標は一人ひとり違います。
事業所で、一般就労を1~2か月後に目指したいという利用者の話を聞いたこともあります。
その人には、その人なりの考えや将来への不安、生活上の事情があります。
他の人と自分を比較するよりも、自分自身が今どこにいて、次にどこへ進みたいのかを考えることが大切だと思います。
私の場合は、B型からA型へ、そして副業や在宅ワークにも挑戦することが現在の目標です。
14.B型での経験を「次の働き方」につなげたい
5月から6月にかけての出来事を振り返ると、B型で経験していることは、単なる日々の作業だけではないと感じます。
朝起きて身支度をする。
部屋を掃除する。
決められた時間に通所する。
作業手順を守る。
分からないことを確認する。
周囲と協調する。
体調を管理する。
必要なときには医療機関へ相談する。
工賃を計画的に使う。
休日には将来の仕事に向けてパソコンの勉強をする。
一つひとつは小さなことです。
しかし、働き続けるためには、こうした基本の積み重ねが欠かせません。
B型での経験を通じて、私は「働く」ということを以前よりも広い視点で考えるようになりました。
15.これからの目標|A型・復職・副業へ一歩ずつ
現在の私の目標は、まずB型で安定した通所を続けることです。
そのうえでA型就労へのステップアップを目指し、さらに自分の経験やパソコンを活用した副業、在宅ワークにも挑戦したいと考えています。
もちろん、すべてが予定通りに進むとは限りません。
体調が悪くなることもあります。
思うように仕事ができない日もあります。
パソコンの設定一つに長時間かかることもあります。
それでも、できなかったことだけを見るのではなく、「今日はここまでできた」と考えることも大切です。
B型での毎日の経験を一つずつ積み重ねながら、A型、復職、副業という次の目標につなげていきたいと思います。
60代からの再スタートは、決して簡単なものではありません。
だからこそ、急いで結果を求めるのではなく、生活、健康、仕事、お金、パソコンなど、自分にできるところから少しずつ整えていく。
それが現在の私にとっての「働く準備」です。
これからもB型就労支援での経験を記録しながら、次のステップへ進むための準備を続けていきます。


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