はじめに|B型事業所を退職し、新しい生活が始まった
私は2026年8月25日、約1年10か月以上にわたって通所してきたB型就労継続支援事業所を退職する決断をしました。
退職の理由は、単に現在の仕事に不満があったからではありません。
私には、A型事業所へのステップアップ、復職、そして副業への挑戦という目標がありました。特に、パソコンを使った仕事を中心に、より高い工賃・賃金を得ながら、継続して働ける環境へ移りたいと考えていました。
しかし、B型事業所での生活を続けるなかで、自分が目指す将来と、現在の事業所での働き方との間に隔たりを感じるようになりました。
その結果、私は市役所の障害福祉課や相談員などに相談し、最終的にB型事業所へ退職の意向を伝えました。
この記事は、B型事業所に在籍したままA型への移行を目指している人の記録ではありません。すでにB型事業所を退職し、その後の生活と次の就労先を模索している私自身の記録です。
2026年8月17日から30日までの日々を振り返りながら、作業内容、事業所の運営、工賃と賃金の格差、人間関係、健康管理、退職の経緯、そして今後の復職・副業への道を整理していきます。
1.B型事業所での作業内容と通所生活

1-1.メッセージカードの作業を中心とした日々
B型事業所に通所していた頃は、メッセージカードに関する作業などに取り組んでいました。
毎日の通所は、生活リズムを維持し、仕事に向き合う習慣を身につけるうえで重要な役割を果たしていました。
作業を続けるなかで、決められた時間に通所し、作業に取り組み、帰宅するという生活が定着していきました。
一方で、私が今後目指したいのは、単に現在の作業を継続することだけではありませんでした。
パソコンを活用した仕事やWebライティングなど、自分の能力を伸ばしながら働ける環境へ移ることが目標になっていました。
1-2.安定した通所と次のステップへの希望
B型事業所で継続して働くことには意味があります。
しかし、通所が安定してきたからこそ、次の段階へ進みたいという気持ちも強くなりました。
私にとっては、現在の作業を続けることと、将来の就労に向けて新しい技能を身につけることを、どのように両立させるかが大きな課題でした。
その課題を解決するために、A型事業所への移行を具体的に考えるようになったのです。
2.B型事業所の運営環境とステップアップ支援への疑問
2-1.事業所の運営事情と利用者の将来
B型事業所には、事業所を継続して運営するための事情があります。
職員の配置、作業の確保、利用者の受け入れ、日々の業務管理など、さまざまな要素を考慮しなければなりません。
その一方で、利用者にはそれぞれの将来設計があります。
私の場合は、A型事業所への移行や一般就労への復帰を目指していました。
事業所の運営を維持することと、利用者が次の就労先へ進むことは、必ずしも同じ方向を向くとは限りません。
この点について、私は以前から疑問を感じていました。
2-2.ステップアップを応援するという言葉と、実際の環境
事業所の職員からは、利用者のステップアップを応援するという趣旨の話を聞いたことがあります。
その言葉自体はありがたいものでした。
しかし、私が利用していた事業所では、過去にA型事業所や障害者雇用へ移行した事例がなかったと認識していました。
そのため、実際に外部のA型事業所へ移る際に、どのような支援を受けられるのかについて疑問が残っていました。
ただし、事業所側が私の移行を妨げようとしていたと断定することはできません。
私が感じていたのは、ステップアップを応援するという方針と、実際に移行を進めるための具体的な環境との間に隔たりがあるのではないかという問題意識でした。
3.工賃200円と賃金1,100円以上の格差を考える
3-1.工賃と賃金の違い
B型事業所で受け取る工賃と、雇用契約に基づいて働く場合の賃金は、制度上の位置づけが異なります。
そのため、単純に金額だけを比較することはできません。
それでも、生活を維持しながら働き続けたいと考える本人にとって、収入の差は重要な問題です。
ここでは、工賃を時給換算で200円、賃金を時給1,100円と仮定し、同じ時間働いた場合の金額を比較します。
月収の単純比較(試算)
1日5時間・月20日働いたと仮定した場合
B型事業所の工賃(時給換算200円)
20,000円/月
200円 × 5時間 × 20日
雇用契約に基づく賃金(時給1,100円)
110,000円/月
1,100円 × 5時間 × 20日
この比較は金額差を理解するための仮定です。実際の工賃や賃金、労働時間、社会保険料、税金などを反映したものではありません。
3-2.収入の差は生活設計に直結する
月2万円と月11万円では、生活費に充てられる金額に大きな違いが生じます。
食費、交通費、日用品、通信費などを考えると、収入の違いは生活の選択肢にも影響します。
私がA型事業所への移行を目指した背景には、こうした収入面の課題もありました。
ただし、収入だけで就労先を決めることはできません。
自分の体調、仕事内容、勤務時間、職場環境、長期的に働き続けられるかどうかも重要です。
3-3.工賃の低さだけでは解決できない問題
B型事業所には、一般就労が難しい人に働く機会や支援を提供する役割があります。
そのため、工賃が低いという一点だけで、B型事業所の存在意義を否定することはできません。
一方で、A型や一般就労を目指す利用者に対して、どのような技能習得や移行支援を提供できるのかという課題は残ります。
私自身は、工賃の水準だけでなく、次の就労先へ進むための具体的な道筋が見えるかどうかを重視するようになりました。

4.人間関係と職員体制の変化
4-1.職員とのやり取り
通所生活では、職員との会話や相談が日々の活動に影響します。
職員からステップアップを応援するという話を聞いた一方で、A型事業所への移行について、具体的にどのような支援を受けられるのかという疑問は解消されませんでした。
私にとっては、言葉だけでなく、実際に次の就労先へ進むための情報や支援が重要でした。
4-2.職員の入れ替わりと職場環境
職員の入れ替わりや新しい職員とのやり取りも、通所生活のなかで経験した出来事です。
職員の配置や人員体制は、作業の進め方や相談のしやすさにも関係します。
ただし、職員の交代が退職の直接的な原因だったと単純化することはできません。
私が退職を決断した背景には、A型への移行という将来の目標と、現在の事業所での働き方との間に感じていた隔たりがありました。
5.健康管理と生活の立て直し
5-1.睡眠不足と血圧への注意
8月中は、早朝に起床する日が多く、睡眠時間が十分に確保できない日もありました。
血圧や体重を記録しながら、体調管理にも取り組んでいました。
復職やA型就労を目指すうえでは、仕事の技能だけでなく、安定した生活リズムを維持することも重要です。
5-2.歩行と日々の運動
通所や外出を通じて、1日8,000~10,000歩程度を歩く日もありました。
一方で、歩きすぎると疲労を感じることもありました。
今後は無理に歩数を増やすのではなく、体調に合わせて運動量を調整していくことが課題です。
5-3.生活費と節約
食費や交通費を見直しながら、日々の支出を管理していました。
小さな節約を積み重ねることは、収入が限られる生活では重要です。
退職後は、収入面の見通しを立てながら、生活を維持する方法を考える必要があります。
6.2026年8月25日、B型事業所を退職する決断
6-1.「このままではいけない」と感じた朝
8月25日、私はB型事業所へ通所しました。
午前10時からメッセージカードの作業を始めましたが、自分の今後について考えるうちに、「このままではいけない」という気持ちが強くなりました。
そこで早退を申し出て、市役所の障害福祉課へ相談に向かうことにしました。
私としては、この日をB型事業所での通所生活の区切りにしたいと考えていました。
6-2.市役所の障害福祉課への相談
退職を決めるにあたっては、自分だけで判断するのではなく、市役所の障害福祉課に相談しました。
今後の生活や就労先の選択について、公的な立場からの助言を受けたいと考えたためです。
A型事業所へのステップアップを目指すという方針は、私のなかで明確になっていました。
6-3.B型事業所へ退職の意向を伝える
8月25日の午後、私はB型事業所へ電話で退職の意向を伝えました。
相談員にもLINEで連絡し、病院の相談室担当者とも電話で話をしました。
グループホームの職員にも、その日の出来事を報告しました。
このように、複数の支援者へ相談しながら、B型事業所を離れるという大きな決断を進めました。
ここで重要なのは、B型事業所に在籍したままA型への移行を検討していたのではなく、退職の意向を伝え、実際にB型での通所生活を終える方向へ進んだということです。
6-4.なぜ退職せざるを得ないと感じたのか
私が退職を決断した理由は、A型事業所への移行を目指す自分の将来設計と、B型事業所での生活を続けることとの間に、埋めにくい隔たりを感じたためです。
私は、パソコンを使った仕事を中心に、A型事業所や一般就労へ進みたいと考えていました。
しかし、現在の事業所で通所を続けることが、その目標にどのようにつながるのか、具体的な道筋を十分に描くことができませんでした。
また、事業所の運営事情と利用者のステップアップ支援との関係についても、疑問を感じていました。
ただし、事業所が意図的に私の移行を妨げていたと確認できたわけではありません。
退職は、事業所側の意図を断定した結果ではなく、自分の将来の方向性を優先して選んだ決断です。
7.退職後の生活とA型事業所への移行準備
7-1.退職後も続く相談と調整
8月26日以降は、病院の診察やデイケアへの参加、相談員との連絡などを通じて、今後の生活について調整を進めました。
B型事業所を退職したからといって、すぐにA型事業所へ採用されるわけではありません。
そのため、次の就労先を探しながら、生活の安定を維持する必要があります。
7-2.A型事業所を探す活動
A型事業所への移行に向けて、パソコン業務を扱う事業所などを調べ、相談員を通じた連絡も進めていました。
これまでの経験を生かしながら、自分に合った仕事内容や勤務環境を探すことが課題です。
A型への移行は、退職した時点で実現したわけではありません。
B型を退職したことと、A型へのステップアップが完了したことは、明確に区別する必要があります。
7-3.社長との面談で提示された選択肢
退職前後の話し合いでは、パソコン業務に取り組む可能性や、B型事業所にとどまる場合の選択肢についても話題になりました。
月8万円程度の支払いに関する提案もありましたが、これは話し合いのなかで示された選択肢であり、確定した収入として扱うことはできません。
私は、現在の事業所で評価していただいたことには感謝しつつも、A型事業所を目指すという基本方針を維持したいと考えていました。
8.副業とブログ「60代リスタートラボ」の継続
8-1.ブログを通じた情報発信
退職後も、ブログ「60代リスタートラボ」の運営を続けています。
ブログでは、就労支援、生活の工夫、節約、経済、投資、健康管理など、さまざまなテーマを扱っています。
ブログは単なる趣味ではなく、自分の経験や知識を整理し、発信するための活動でもあります。
8-2.Webライティングと副業への挑戦
私は、Webライティングなどの副業にも挑戦したいと考えています。
文章を書く力を伸ばし、将来的には収入につなげることが目標です。
ただし、ブログや副業の収入がすぐに安定するわけではありません。
A型事業所への移行準備と並行して、無理のない範囲で継続していく必要があります。
8-3.ポイ活と家計管理
ポイ活も、日々の生活費を補うために続けてきた活動の一つです。
ポイントを獲得するための時間と、実際に得られる金額のバランスを考えながら取り組むことが大切です。
退職後の生活では、支出を把握し、収入の見通しを立てることがこれまで以上に重要になります。
9.B型事業所の役割と、継続就労を前提とした運営環境
9-1.工賃だけでは測れない就労支援の価値
B型事業所は、一般就労が難しい人に働く機会や支援を提供する場です。
工賃の水準だけでなく、生活リズムの維持、社会参加、作業経験、人間関係の形成など、さまざまな役割があります。
私自身も、約1年10か月以上の通所を通じて、日々の生活を整える経験を積んできました。
9-2.継続就労を前提とした運営と、ステップアップ支援
一方で、事業所の運営を安定させることと、利用者が次の就労先へ進むことには、調整が必要な場合があります。
利用者が長く通所することを前提とした環境と、A型や一般就労への移行を目指す人に必要な支援は、必ずしも同じではありません。
私が今回の経験から考えたのは、利用者が現在の事業所で安心して働き続けられることと、希望する人が次の就労先へ移れることの両方を、どのように実現するかという課題です。
9-3.利用者の意思を尊重する支援
利用者には、それぞれ異なる希望があります。
現在のB型事業所で働き続けたい人もいれば、A型事業所や一般就労を目指したい人もいます。
そのため、支援のあり方を考える際には、本人が何を望んでいるのかを確認することが重要です。
私の場合は、A型事業所への移行と復職、副業への挑戦が目標でした。
その目標を実現するために、B型事業所を退職し、新しい道を探すことを選びました。
10.総括|B型事業所を退職した事実から、再スタートを考える
2026年8月17日から30日までの生活を振り返ると、私にとって最も大きな出来事は、8月25日にB型事業所を退職する決断をしたことです。
約1年10か月以上続けてきた通所生活を終えたことは、決して小さな出来事ではありません。
退職の背景には、A型事業所へのステップアップ、復職、副業という目標がありました。
そして、B型事業所の運営環境と、自分が目指す将来との間に隔たりを感じたことが、退職を決断する一つの要因になりました。
ただし、B型事業所を退職したからといって、A型事業所への移行や一般就労への復帰がすぐに実現するわけではありません。
これからは、生活を安定させながら、相談員や医療機関などの支援を受け、次の就労先を探していく必要があります。
ブログ「60代リスタートラボ」の運営やWebライティングなどの副業についても、無理のない範囲で継続していきたいと考えています。
B型事業所を退職したことは、私にとって終わりではなく、次の就労先を探すための新たな出発点です。
60代からの再スタートは簡単ではありません。
それでも、これまでの経験を無駄にせず、自分の意思で次の道を探していきたいと思います。



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