- はじめに|B型就労から次の働き方を考える
- 1.仕事・作業|新しい仕事を経験することも就労準備
- 2.A型就労への挑戦|「前例がない」ことをどう考えるか
- 3.B型とA型の違いを意識する|安定して通うことの意味
- 4.組織|B型事業所も少しずつ変化している
- 5.人間関係|人が集まる場所では意見がぶつかることもある
- 6.予定どおりに進まない日|そのときにできることを考える
- 7.生活・体調|働くための土台を整える
- 8.学習と副業|朝の時間を将来につなげる
- 9.節約と時間管理|就労後の生活も考える
- 10.すべてを通して感じたこと|変えられない環境と、自分で変えられること
- 11.まとめ|B型での経験をA型、その先の働き方につなげる
はじめに|B型就労から次の働き方を考える
現在、B型就労継続支援事業所に通いながら、将来的なA型就労、復職、副業を目指している。
A型へのステップアップを考えるようになると、「仕事ができるか」だけではなく、毎日安定して通える生活リズムを作れるか、周囲とコミュニケーションを取れるか、予定外の出来事に対応できるかなど、さまざまなことを考えるようになった。
7月には、A型就労について職員に質問する機会があった。
「私がA型就労継続支援事業所へ進んだ場合、この事業所では初めてのケースですか」
答えは「初めてになります」だった。
前例がないと知ると不安もある。しかし、前例がないからこそ、現在のB型で経験を積みながら、自分に何ができるのかを考えていく必要がある。
そこで今回は、7月のB型での生活を振り返り、仕事・作業、人間関係、事業所の変化、生活管理、学習や副業などを通して、A型就労に向けて考えたことを一つの記事にまとめた。
1.仕事・作業|新しい仕事を経験することも就労準備
B型事業所では、その日の状況によって担当する作業が変わることがある。
ある日は、弁当の副材詰めを担当した。それまで一緒に作業していた利用者が別の内職作業へ移り、自分がその作業を担当する形になった。
なぜ担当が変わったのか、具体的な理由までは分からない。将来的なA型就労を考えて、作業経験を増やす機会を作っていただいたのかもしれない。
ただし、これは自分自身の推測にすぎない。
理由がどうであっても、新しい作業を経験できることには意味があると思っている。
就労先が変われば、仕事内容や求められる能力も変わる。だからこそ、現在の事業所で経験できる仕事には、できるだけ前向きに取り組みたい。
また、別の日には新任職員の仕事ぶりを見る機会があった。
その職員は、自分の担当作業だけを見るのではなく、周囲の状況を確認しながら、必要なところを自然に手伝っていた。
その姿を見て、仕事では「自分に与えられた作業をする」だけではなく、「周囲を見て、次に必要なことを考える」ことも重要なのだと感じた。
これは、今後の就労に向けて自分も身につけていきたい部分である。
2.A型就労への挑戦|「前例がない」ことをどう考えるか
A型就労を目指すうえで、特に印象に残ったのが「この事業所からA型へ進むケースは初めて」という話だった。
前例があれば、これまでにどのような形でステップアップしたのかを参考にできる。しかし、自分の場合はそうした事例がない。
そのため、少し不安を感じた。
一方で、前例がないからといって、最初から諦める必要もない。
自分自身が現在のB型で経験を積み、その経験をもとに次の環境を考えていけばよい。
A型事業所の体験を翌日に控えた日は、グループホームの職員にも「明日、A型事業所の体験に行きます」と伝えた。
言葉にして報告すると、翌日に新しい環境を体験するのだという実感が強くなった。
楽しみな気持ちがある一方で、「自分に続けられるだろうか」という不安もあった。
それでも、これまでB型への通所を続けてきた経験を生かし、新しい環境を知る機会として体験に臨みたいと思った。
3.B型とA型の違いを意識する|安定して通うことの意味
B型での生活を続けていると、利用者それぞれに事情があることが分かる。
体調などの事情によって予定どおり通所できない人もいる。
一方、自分は半年近く週5日の通所を続けてきた。
以前聞いた話では、A型では週5日程度の勤務を求められるケースもあるという。
B型とA型では制度や働き方に違いがあるため、単純に比較できるものではない。
それでも、自分にとって「決められた日に通所する」という経験を積み重ねてきたことは、次の就労を考えるうえで一つの材料になっている。
A型に進むことだけを目標にするのではなく、現在の生活の中で何ができているのかを確認し、それを次の環境でどう生かすかを考えていきたい。
4.組織|B型事業所も少しずつ変化している
毎日同じ事業所に通っていると、少しずつ変化していることにも気付く。
7月には新しい職員の紹介があった。
また、以前は利用者が選んだアニメソングや歌謡曲が流れることもあったが、現在は職員が選んだクラシック音楽が流れるようになった。
昼食後の役割分担にも変更があった。
食器洗い、食器すすぎ、食器拭き、トイレ清掃に加えて、「テーブル拭き」が新しい担当として加わった。
長年使われていたメッセージカードの文面も変更された。
一つ一つは小さな変化だが、こうした変更が積み重なることで、事業所の雰囲気や運営方法も少しずつ変わっていく。
利用者から見ると、変更の背景にある事情まですべて分かるわけではない。
だからこそ、分からないことをすぐに決めつけるのではなく、「こういう変化が起きている」と客観的に受け止めることも大切なのだと思う。
事業所には、利用者からは見えない運営上の事情や責任もある。
職員の配置や仕事の分担が変わることも、その一部なのかもしれない。
5.人間関係|人が集まる場所では意見がぶつかることもある
B型事業所には、それぞれ異なる事情を抱えた利用者が通っている。
体調に配慮しながら就労時間中に短時間の散歩をする人もいれば、欠席について職員から確認を受ける人もいる。
同じ事業所に通っていても、体調や生活リズム、得意なことは一人ひとり違う。
だからこそ、自分の基準だけで周囲の人を判断せず、それぞれの事情を尊重することが大切だと感じている。
一方で、人が集まる場所である以上、意見がぶつかることもある。
ある日は、利用者同士の口論が発生した。
長く通所している利用者と、新しく入所した利用者との間で意見がぶつかったようだった。
その後、当事者の利用者が職員に対して、そのときの対応について自分の状態を振り返る言葉を伝えていた。
今回の出来事を通して、感情が高ぶったときには、いったん落ち着いてから相手や職員と話すことの大切さを感じた。
また、トラブルが起きると、当事者だけではなく周囲の利用者や職員にも影響が及ぶ。
職員も利用者への対応や作業の調整などに追われることになる。
A型就労や一般就労を考えるなら、作業能力だけでなく、周囲とのコミュニケーションや職場のルールを守ること、問題が起きたときに落ち着いて対応することも意識していきたい。
6.予定どおりに進まない日|そのときにできることを考える
7月には、予定どおりに一日が進まない日もあった。
ある日は、前日の夜遅くまでライティング案件の記事作成に集中していたため、睡眠時間が十分とはいえない状態で朝を迎えた。
それでも、予定していたライティング講習には参加した。
ただ、こうした経験から、予定をこなすことだけを優先すればよいわけではないとも感じた。
生活リズムを整えながら就労を目指すのであれば、前日の作業時間と睡眠時間とのバランスも考える必要がある。
また、事業所では昼食時間が通常より遅くなった日もあった。
地域の方にも利用してもらっている飲食スペースとの関係で、昼食開始が午後1時10分頃になり、午後の片付けも終礼近くまでずれ込んだ。
利用者としては予定変更への対応が必要になるが、事業所にも運営上の事情がある。
さらに別の日には、帰宅途中のバスでエアコンの故障があり、その後オーバーヒートの警告灯が点灯した。
最終的にエンジンが停止し、バスが走行できない状態になった。
次のバスを待つか、近距離の利用者は徒歩で帰宅するという選択肢が示され、自分は徒歩で帰ることにした。
炎天下を約20分歩くことになったが、無事に帰宅することができた。
こうした経験から、生活の中ではすべてを予定どおりに進めることはできないと改めて感じた。
大切なのは、予定外の出来事を完全になくすことではなく、状況を確認して、その時点でできる対応を考えることなのだと思う。
7.生活・体調|働くための土台を整える
A型就労や復職、副業を考えるようになると、仕事のスキルだけでなく、毎日の生活そのものを見直す必要がある。
7月には、起床時間、血圧、体重、歩数などを記録しながら生活した。
血圧は日によって129、153、160、146、173などの記録があり、体重も83kg台から84kg台で推移していた。
歩数についても、4,788歩の日から7,266歩の日まで幅があった。
数字を記録することで、その日の生活を後から振り返る材料になる。
運動については、暑い日に屋外を長時間歩くのではなく、通勤電車の車内を歩くなど、その日の状況に合わせて方法を工夫した。
毎日同じ運動をするのではなく、気温や体調を考えながら続けられる方法を探すことも大切だと感じている。
睡眠については、入浴時間も見直した。
これまでは入浴が遅くなることもあったため、睡眠環境を考えて、夕食後に入浴する生活を試すことにした。
入浴時間を早めることで、就寝までの時間に余裕を持たせることが目的だった。
実際に睡眠の質が変わるのかについては、その後も生活記録を続けながら確認していきたい。
8.学習と副業|朝の時間を将来につなげる
B型への通所と並行して、ライティングの学習も続けている。
朝6時から7時30分頃までライティング講習を受けたり、早く目が覚めた日は自分で記事を書いたりした。
ゲームを題材にした記事では、単なるゲーム紹介ではなく、実際にプレイして感じたことや考えたことを文章にした。
自分の体験を読者に分かりやすく伝えることも、ライティングの練習になる。
さらに、完成したポートフォリオを活用して、クラウドワークスでライティング案件を探し、応募する活動も進めている。
プロフィールにも、AIライティングを学びながらスキルを身につけていることを追加した。
まだ十分な実績があるわけではない。
それでも、復職や副業を目指すのであれば、現在できる準備を一つずつ進めていくことが大切だと考えている。
趣味の時間にも学びはある。
夕方には英語版のゲームをプレイし、分からない文章はChatGPTで確認しながら進めた。
趣味を楽しみながら英語に触れることで、自然に新しい知識を得ることもできる。
仕事だけに時間を使うのではなく、学習、運動、休憩、趣味を組み合わせながら、無理なく続けられる生活を作っていきたい。
9.節約と時間管理|就労後の生活も考える
就労を考えるときには、仕事内容だけでなく、生活費についても考える必要がある。
ある日は、からしやたれが付いていない納豆を10日分として207円で購入した。
別の日には、サランラップ、緑茶、バナナを合計757円で購入し、500円の商品券を利用して支払いを257円に抑えた。
一回の節約額は大きくなくても、普段購入する食品や日用品の価格を意識することは、家計管理につながる。
また、昼食では食事にかかる時間も意識した。
A型就労を想定すると、決められた時間の中で食事を終えることも一つの練習になる。
仕事に必要な準備というと、資格や技術を思い浮かべやすい。
しかし、収入と支出を管理すること、決められた時間に食事をすること、翌日に備えて生活することも、働き続けるための大切な準備だと思っている。
10.すべてを通して感じたこと|変えられない環境と、自分で変えられること
7月の生活を振り返ると、毎日が特別な出来事の連続だったわけではない。
朝の学習を続ける。
B型へ通所する。
その日の作業に取り組む。
職員や利用者と関わる。
買い物をする。
歩く。
体調を記録する。
副業の準備をする。
そして、予定外の出来事が起きれば、その場で対応する。
一つ一つを見ると、小さなことに感じる。
しかし、A型就労や復職を目指す自分にとっては、こうした日々の経験そのものが就労準備になっている。
事業所の職員が変わることもある。
仕事の分担が変わることもある。
利用者同士で意見がぶつかることもある。
昼食時間が予定より遅れることもある。
帰宅途中のバスが故障することもある。
自分だけでは変えられない出来事は、生活の中でいくらでも起こる。
だからこそ、「すべてを自分の計画どおりにする」ことよりも、状況が変わったときにどう対応するかを考えることが大切なのだと思う。
一方で、自分で変えられることもある。
朝の学習を続けること。
ライティング案件に応募すること。
生活リズムを見直すこと。
運動方法を工夫すること。
支出を意識すること。
周囲との関わり方を考えること。
こうしたことは、今日からでも少しずつ取り組める。
11.まとめ|B型での経験をA型、その先の働き方につなげる
今回の7月の記録を通して、A型就労への移行は、単に「仕事ができるかどうか」だけを考えればよいものではないと感じた。
作業経験を増やすこと。
決められた時間に通所すること。
周囲とコミュニケーションを取ること。
予定外の出来事に対応すること。
生活リズムを整えること。
体調や活動量を記録すること。
将来の仕事につながる学習や副業の準備を続けること。
こうした一つ一つの経験が、次の就労を考える材料になっていく。
自分の場合、A型就労への移行は現在の事業所にとって前例のないケースになる。
そのため、不安がないわけではない。
しかし、前例がないからこそ、現在のB型でできることを増やし、その経験をもとに次の環境を考えていきたい。
社会や組織を、自分の思いどおりに変えることはできない。
それでも、自分自身の行動は変えることができる。
朝の学習を続ける。
目の前の作業に取り組む。
人との関わり方を考える。
生活を整える。
新しい環境を実際に体験してみる。
大きな結果を一度に求めるのではなく、現在できることを積み重ねながら、B型での経験をA型、その先の復職や副業につなげていきたいと思っている。


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