工賃月1万5千円、膝と腰の痛みでB型を2か月休止――それでもA型・在宅就労を目指す60代の再スタート記録

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導入文

はじめに|「工賃1万5千円」から始まった、私の次の働き方への挑戦

B型就労支援事業所に通いながら、私は現在、A型就労支援へのステップアップを目指しています。

現在の工賃は月約1万5千円。

通所に関する手当などを含めると、毎月の収入は約2万6千円になります。

この金額だけで生活費をすべてまかなうことはできません。

現在はグループホームで生活し、障害年金と工賃を組み合わせながら生活しています。

それでも私は、B型就労支援を「工賃を得る場所」だけとは考えていません。

私にとってB型は、もう一度「働く生活」を作り直し、次の働き方へ進むための準備の場でもあります。

ところが、A型へのステップアップを考えていた私の計画は、膝と腰の痛みによって大きく変更されました。

B型就労支援を約2か月休むことになったからです。

「早くA型へ進みたい」

そう考えていた私にとって、これは大きな挫折でした。

しかし、結果的にはこの経験が、働き方について考え直すきっかけになりました。

仕事の能力を高めるだけではなく、

「働き続けられる生活を作ること」

が先なのではないか。

そう考えるようになったのです。

現在は、B型での生活を続けながら、A型就労支援、さらにその先のリモートワークや在宅勤務も視野に入れています。

この記事では、工賃月1万5千円という現在の生活から、膝と腰の痛みで約2か月休んだ経験、そしてA型・在宅就労を目指して現在取り組んでいることまで、私自身の実践記録としてまとめます。

これは成功談ではありません。

予定通りに進まなかった一人の60代が、何度も立ち止まりながら、次の働き方を考えている途中経過です。


1.工賃月1万5千円|B型で週5~6日働く私の現在地

1-1.1日約4時間、月22~23日通う生活

現在、私は団地内にあるB型就労支援事業所へ通い、主に内職作業をしています。

通所時間は1日約4時間。

週5~6日程度利用し、月の利用日数は約22~23日です。

B型就労支援で私が感じている大きなメリットは、体調に合わせて働き方を調整しやすいことです。

体調に不安があるときには、支援員へ相談することができます。

私にとって、この「継続して通える環境」が大きな意味を持っています。

働くというと、どうしても「どれだけ仕事ができるか」に目が向きます。

しかし私の場合、まず必要だったのは、

「毎日起きる」

「準備する」

「時間までに通所する」

「作業する」

「帰宅する」

という生活そのものを安定させることでした。


2.月1万5千円の工賃と月8万円の生活費――数字で見る私の現実

2-1.工賃だけでは生活できない

現在の工賃は月約1万5千円です。

通所に関する手当などを含めると、毎月約2万6千円になります。

一方、現在の生活費は、家賃、食費、光熱費などを含めて月約8万円です。

この数字を比較すると、工賃だけで生活を維持することが難しいことが分かります。

私は障害年金と工賃を組み合わせて生活しています。

また、毎月約1万円を貯金することも目標にしています。

これは、急な出費や将来への備えを考えているためです。

こうした数字を実際の生活で経験しているからこそ、私は「働くこと」を単純に収入だけで考えなくなりました。


2-2.B型は「1万5千円を稼ぐ場所」だけではなかった

工賃だけを見れば、B型就労支援で得られる収入は決して大きくありません。

しかし、私自身の経験では、B型には収入以外の意味があります。

働く生活リズムを作る。

社会とのつながりを保つ。

作業を続ける。

支援者と相談する。

次の働き方を考える。

こうした経験を積む場所でもあります。

その意味で、私にとってB型は「現在地」であり、「次へ進むための土台」です。


3.昼食1食200円――働き続けるために「食事」も重要だった

私が利用しているB型就労支援事業所では、昼食を1食200円で利用できます。

肉、魚、野菜などを含む食事を低い負担で取れることは、生活面でも助けになっています。

この経験から実感したのは、働くことは仕事だけでは完結しないということです。

食事。

睡眠。

運動。

生活リズム。

家計。

これらが仕事を支えています。

特に体調に不安がある場合、毎日の生活基盤を整えることは、仕事を継続するうえで重要だと感じています。


4.「半年~1年でA型」の予定が崩れた――膝と腰の痛みという誤算

4-1.A型を目指していた私を止めたもの

私は当初、半年から1年程度でA型就労支援へ進めるのではないかと考えていました。

ところが、膝と腰に痛みが出ました。

症状が続いたため、B型就労支援を約2か月休むことになりました。

A型へのステップアップを考えていた時期だっただけに、予定は大きく狂いました。

当初は、

「計画が遅れてしまった」

と考えていました。

しかし、時間が経つにつれて、別の考え方をするようになりました。


4-2.2か月休んで初めて分かった「無理をしない」ということ

痛みを抱えたまま無理をして通所を続けていたら、さらに体調を悪化させていた可能性があります。

そこで私は、

「休むことは、必ずしも後退ではない」

と考えるようになりました。

長く働くためには、体調に合わせて計画を変更することも必要です。

A型へ進むことを急ぐあまり、体を壊してしまえば、結果的にもっと遠回りになります。

この経験によって、私の中では、

「早くA型へ行く」

という目標から、

「A型へ進んでも働き続けられる状態を作る」

という目標へ、考え方が変わりました。


5.膝と腰の痛みから学んだ「働き続けるための5つの原則」

今回の経験から、私は次の5つを意識するようになりました。

①体の異変を放置しない

小さな痛みでも、長引く場合は早めに医療機関などへ相談することを意識しています。

②痛みを我慢して働き続けない

「頑張ること」と「無理をすること」は同じではありません。

③治療について専門家に相談する

薬や治療方法については、自分だけで判断せず、医師などの専門家に相談することが大切です。

④必要なときは休む

休むことを「失敗」と考えず、回復のために必要な時間と考えるようになりました。

⑤健康管理も仕事の一部と考える

仕事を始めてから健康を考えるのではなく、健康を維持すること自体が「働く準備」だと考えています。


6.A型へ進むために始めた「8つの生活改善」

膝と腰の痛みを経験したことで、私は仕事の能力だけではなく、日常生活全体を見直しました。

①時間に余裕を持つ

予定ぎりぎりではなく、早めに準備することを意識しています。

②人間関係を一人で抱え込まない

困ったときには相談することを意識しています。

③問題を早めに支援者へ伝える

小さな問題の段階で相談するようにしています。

④定期的に生活を振り返る

できていること、できていないことを確認します。

⑤将来の希望を伝える

「A型へ進みたい」「将来は在宅勤務も考えたい」と支援者に伝えています。

⑥生活リズムを整える

睡眠、食事、通所など、毎日の基本を安定させることを意識しています。

⑦家計を管理する

収入と支出を把握し、将来への備えを考えています。

⑧掃除・洗濯なども継続する

仕事だけではなく、生活全体を自分で管理する力を維持するようにしています。


7.「A型の次」を考える――パソコンを使った在宅就労への準備

7-1.相談員から提案されたリモートワーク型A型

現在、相談員からは、リモートワーク型のA型就労支援も選択肢になるのではないかと提案されています。

私は以前、入院する前までパソコンを使った仕事を経験していました。

そのため、将来的にはパソコンを活用した在宅勤務にも可能性があると考えています。

ただし、在宅勤務だから簡単というわけではありません。

決められた時間に仕事をする。

集中して作業する。

連絡を取る。

期限を守る。

こうした力が必要になります。

そこで現在から少しずつ準備しています。


8.WordPressとnoteも「将来の仕事」に向けた練習になる

現在、私が取り組んでいるパソコン関連の活動には、

  • クラウドワークスでのデータ入力・アンケート
  • ポイ活サイトの利用
  • インターネットでの情報収集
  • noteの記事作成
  • WordPressブログの運営

があります。

これらがすぐに大きな収入につながるわけではありません。

しかし、

情報を調べる。

文章を書く。

パソコンを操作する。

記事を編集する。

インターネットサービスを利用する。

こうした経験を積み重ねることは、将来の在宅就労を考えるうえで意味があると考えています。

特にWordPressブログは、単に文章を書く場所ではありません。

記事を企画し、情報を調べ、文章を作り、編集し、公開するという一連の作業を経験できます。

現在の私にとっては、これも「働くための練習」の一つです。


9.私が変えた目標――「A型へ行く」から「A型で働き続ける」へ

膝と腰の痛みで約2か月休んだ経験によって、私の目標は変わりました。

以前は、

「できるだけ早くA型へ進む」

ことを重視していました。

現在は、

「A型へ進んでも働き続けられる自分を作る」

ことを重視しています。

そのためには、

健康。

生活リズム。

体力。

人間関係。

相談する力。

家計管理。

パソコンスキル。

これらを一つずつ整える必要があります。

A型はゴールではありません。

私にとっては、その先の働き方へ進むための一つのステップです。


10.60代の再スタートは「過去を捨てること」ではない

60代になると、

「今さら新しい仕事は難しいのではないか」

と考えてしまうことがあります。

私自身も、そうした気持ちがないわけではありません。

しかし、私は現在、これまでの経験を捨てるのではなく、今の自分に合う形に組み直そうとしています。

これまでの仕事経験。

パソコン経験。

生活経験。

失敗した経験。

膝や腰の痛みから得た経験。

これらを全部含めて、今の自分の「資産」だと考えています。

だから私にとって60代からの再スタートとは、

若い頃と同じ働き方に戻ることではなく、現在の自分に合った働き方をもう一度組み立てること

です。


11.B型利用者だけではない――この経験を「働き方」に悩む人へ

この記事はB型就労支援を利用している私自身の記録です。

しかし、そこで考えたことはB型利用者だけに限られるものではありません。

復職を考えている人なら、いきなり以前と同じペースに戻すのではなく、生活リズムから整えるという考え方があります。

副業を始める人なら、本業や健康を崩さず継続できる範囲から始めるという考え方があります。

在宅勤務を目指す人なら、自宅で集中して作業する力を少しずつ身につけるという準備があります。

障害福祉制度に関心のある人にとっては、実際の利用者がどのような生活をし、どのように次の働き方を考えているのかを知る一つの事例になります。

そして60代の人にとっては、年齢を理由にすべてを諦めるのではなく、

「今の自分にできる方法で、もう一度働き方を作り直す」

という選択肢があります。


12.まとめ|1万5千円の工賃、2か月の休止。それでも再スタートは続く

私の現在の工賃は月約1万5千円です。

A型就労支援を目指していた途中で、膝と腰の痛みによりB型を約2か月休みました。

当初の予定は崩れました。

しかし、その経験があったからこそ、

「働くことは、仕事の能力だけで決まるものではない」

と実感することができました。

健康。

生活リズム。

食事。

運動。

家計。

人間関係。

相談する力。

そして仕事の能力。

これらを組み合わせて初めて、「働き続ける力」になるのだと思います。

現在の私の目標は、B型からA型へ進むこと。

そして、その先にパソコンを活用したリモートワークや在宅就労を目指すことです。

ただし、もう「早くA型へ行く」ことだけを目標にはしていません。

「A型へ進んでも、その先でも、長く働き続けられる自分を作る」

ことを目標にしています。

工賃月1万5千円。

膝と腰の痛み。

約2か月の休止。

これらは一見すると、私の再スタートにとってマイナスの出来事に見えるかもしれません。

しかし私にとっては、働き方を考え直すための大切な経験になりました。

60代からの再スタートは、一直線ではありません。

止まることもあります。

計画を変更することもあります。

それでも、今の自分にできることを一つずつ積み重ねる。

その先に、次の働き方が見えてくるのではないかと思っています。

私自身、まだその途中です。

だからこそ、このブログ「60代リスタートラボ」では、成功した結果だけではなく、迷ったこと、休んだこと、計画を変更したことも含めて、これからも実践記録として発信していきます。

こちらの記事もご参考にどうぞ。

概要:障害年金10万円でせいかつできるか

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