リード
北海道旅行で「自然」「温泉」「火山」「グルメ」「歴史」を一度に楽しみたいなら、洞爺湖温泉街は候補の一つになります。
しかし、洞爺湖旅行には、もう一つ考えておきたいことがあります。
それは、**「この旅行に、いくらのお金と時間を使うのか」**ということです。
60代になると、仕事、復職、副業、家計、健康、親族との付き合いなど、旅行以外にも考えることが増えてきます。
だからこそ、若い頃のように「とにかく安く、たくさん観光する」という旅行ではなく、限られた時間とお金を、一生の思い出になる体験にどう使うかという視点も大切ではないでしょうか。
洞爺湖は約11万年前の巨大噴火によってできたカルデラ湖です。
湖の南側には現在も活動を続ける有珠山があり、1943~1945年の火山活動によって誕生した昭和新山もあります。洞爺湖有珠山ジオパークでは、火山活動によって形成された大地と、人々がその大地と共生してきた歴史を学ぶことができます。
さらに2008年には北海道洞爺湖サミットが開催され、世界の首脳が集まりました。
つまり洞爺湖は、単なる「温泉観光地」ではありません。
火山がつくった自然を見て、歴史を学び、温泉で体を休め、北海道の食を楽しみ、夜には湖畔の景色や花火を眺める。
そんな旅行ができる場所です。
この記事では、洞爺湖温泉街の特徴、火山と歴史、観光施設、グルメ、宿泊、交通、2泊3日のモデルコース、関東から2人で旅行する場合の予算、そして「一般的な生活者にとって洞爺湖旅行はどのような旅行なのか」まで考えてみます。
1.洞爺湖温泉街はどんな場所なのか
温泉だけではない「湖と火山の観光地」
洞爺湖温泉街の最大の特徴は、湖と火山を同時に楽しめることです。
洞爺湖は周囲約43kmのカルデラ湖で、中央部には中島があります。約11万年前の巨大噴火によってできた地形が現在の洞爺湖の景観につながっています。
温泉街にはホテル、旅館、飲食店、土産店などが集まり、湖畔を歩きながら観光できます。
そのため、札幌のような大都市型観光とは違い、
「移動し続ける旅行」ではなく、「一つの場所に滞在して楽しむ旅行」
を組みやすいのが特徴です。
これは60代の旅行を考えるうえでも重要なポイントです。
若い頃には、朝から晩まで観光地を回る旅行もできます。
しかし年齢を重ねると、移動そのものが疲労になります。
洞爺湖なら、
- 朝は湖畔を散歩する
- 昼は観光する
- 夕方にホテルへ戻る
- 温泉に入る
- 食事をする
- 夜は花火や湖を眺める
という、比較的ゆとりのある旅行を組むことができます。
2.洞爺湖の最大の魅力は「火山」を身近に感じられること
約11万年前の巨大噴火から始まった景観
洞爺湖を訪れるなら、ぜひ知っておきたいのが「火山」です。
洞爺湖は約11万年前の巨大噴火によって形成されたカルデラ湖です。
さらに湖の南側には有珠山があります。
有珠山は現在も活動する火山で、20世紀だけでも1910年、1944~1945年、1977~1978年、2000年と4回の噴火が記録されています。
この地域では、火山を単なる観光資源として見るのではなく、
「自然の美しさ」と「自然災害への備え」
の両方を学ぶことができます。
昭和新山は「山が生まれた場所」
洞爺湖観光で非常に印象的なのが昭和新山です。
昭和新山は1943年に始まった火山活動によって地面が隆起し、約2年間かけて形成された山です。洞爺湖有珠山ジオパークでは、1943~1945年の山麓噴火による昭和新山の誕生が記録されています。
普通の山は「昔からそこにあったもの」と考えがちです。
しかし昭和新山は、
「人が生きている時代に、火山活動によって土地が変化して山が生まれた」
という点に大きな特徴があります。
旅行先で写真を撮るだけではなく、こうした背景を知ってから見ると、同じ景色でも意味が変わります。
3.2000年の有珠山噴火から考える「観光と防災」
洞爺湖は自然の美しさだけを学ぶ場所ではない
2000年には有珠山が山麓で噴火しました。
洞爺湖有珠山ジオパークによれば、噴火の兆候を早期に捉え、住民が事前避難したことで、噴火による直接的な人的犠牲者はありませんでした。
現在では、噴火によって生じた火口や断層、被災した建物などを通して、火山と防災について学ぶことができます。
これは、一般の旅行者にとっても意味があります。
なぜなら、
「観光地は安全で当たり前」ではなく、自然災害と隣り合わせに存在している
ことを実感できるからです。
60代からの人生を考える場合でも、健康、仕事、家計だけではなく、
「人生には予想できない変化が起こる」
という視点は重要です。
火山の土地を訪れることが、人生について考えるきっかけになるかもしれません。
4.2008年、洞爺湖に世界の首脳が集まった
北海道洞爺湖サミット
洞爺湖には、もう一つ大きな歴史があります。
2008年7月7日から9日まで、北海道洞爺湖サミットが開催されました。
世界の主要国首脳が北海道に集まり、気候変動、世界経済、エネルギー、食料問題、アフリカ開発など、国際社会が抱える問題について議論しました。
そのため洞爺湖を歩いていると、
「ここは温泉街であると同時に、世界の政治・外交の舞台になった場所でもある」
ということに気づきます。
旅行先の歴史を知ることは、観光の楽しみを一段深くしてくれます。
5.洞爺湖で楽しみたい観光スポット
有珠山ロープウェイ
洞爺湖旅行で組み込みたい観光の一つが、有珠山ロープウェイです。
2026年10月3日時点の公式情報では、通常の大人往復料金は2,000円です。また、障害者手帳等の提示による割引料金も設定されています。運行時間は季節によって変更され、天候によって運休する場合があります。
山頂方面からは、
- 洞爺湖
- 昭和新山
- 噴火湾
- 火山地形
などを眺めることができます。
所要時間の目安は、ロープウェイと洞爺湖展望台で約40分、さらに有珠火口原展望台まで含めると約60分と公式サイトに案内されています。
高齢者や長時間歩くことが難しい人にとって、ロープウェイを利用しながら火山景観を楽しめることもメリットです。
ただし、山頂周辺を歩く場合は、体力や天候に合わせて無理をしないことが大切です。
洞爺湖遊覧船
湖そのものを楽しむなら、洞爺湖遊覧船があります。
洞爺湖汽船では、中島を巡る遊覧船が運航されています。
2026年の公式案内では、夏季は4月下旬から10月末まで、30分間隔で運航され、中島に下船しない場合は約50分、中島に下船する場合は約80分が目安です。一般大人料金は1,800円です。
障害者手帳の提示による料金設定もあります。
湖畔から見る洞爺湖と、湖上から見る洞爺湖では景色が変わります。
そのため、
「山から見る洞爺湖」
「湖畔から見る洞爺湖」
「船から見る洞爺湖」
の三つを比較してみるのも面白いでしょう。
6.夜の洞爺湖は花火が大きな魅力
2026年は4月28日から10月31日まで
洞爺湖温泉の名物の一つが、ロングラン花火大会です。
2026年の第45回洞爺湖ロングラン花火大会は、4月28日から10月31日まで、毎夜20時45分から約20分間開催される予定です。洞爺湖温泉観光協会によれば、天候が悪くなくても風向・風速などの条件によって中止になる場合があります。
花火は無料で見ることができます。
これは宿泊旅行との相性が非常に良いイベントです。
夕食を食べ、
温泉に入り、
20時45分になったら湖畔へ出る。
そして花火を見た後、ホテルに戻ってもう一度温泉に入る。
このような過ごし方ができます。
観光地を何か所も回らなくても、一日の最後に大きな思い出を作れる。
これも洞爺湖旅行の魅力です。
7.洞爺湖の夜は「大都会型」ではなく「温泉地型」
洞爺湖温泉街には飲食店や居酒屋などがあります。
ただし、札幌・すすきののような大規模な歓楽街をイメージして行く場所ではありません。
洞爺湖の夜は、
- 温泉
- 夕食
- お酒
- 花火
- 湖畔散策
- ホテルでゆっくり過ごす
という楽しみ方が中心になります。
60代の旅行では、こうした「夜に無理をしない旅」も選択肢になります。
仕事や日常生活で疲れている人にとっては、夜まで観光することより、温泉に入ってゆっくり眠ることそのものが旅行の目的になる場合もあります。
8.洞爺湖で楽しみたい北海道グルメ
洞爺湖周辺では、北海道産の魚介類、肉、野菜などを使った料理を楽しめます。
温泉旅館では、
- 和食
- 会席料理
- ビュッフェ
などを選べます。
温泉街の飲食店では、
- 海鮮料理
- 洋食
- ラーメン
- そば
- カレー
など、比較的幅広い選択肢があります。
また、洞爺湖有珠山ジオパークでは、地域の豊かな食材を「大地の恵み」として紹介しています。
9.北海道の酒と洞爺湖の夜
旅行では、食事だけではなく地元のお酒を楽しむ方法もあります。
洞爺湖周辺では、北海道産ワインやクラフトビールなどを探すこともできます。
ただし、この記事では「お酒を飲むこと」を旅行の目的にはしません。
60代の旅行であれば、むしろ、
「地元料理を少量楽しみ、温泉に入って早めに休む」
という過ごし方も考えられます。
特に運転する場合は飲酒できません。
旅行では「何をするか」だけではなく、「何をしないか」を決めることも大切です。
10.宿泊は「高級ホテル」だけが選択肢ではない
洞爺湖温泉には、さまざまな価格帯の宿泊施設があります。
宿泊先を選ぶ場合は、単純に「高いホテル=良いホテル」と考えるのではなく、
- 湖側の部屋が必要か
- 食事をホテルで取るか
- 夕食を外で食べるか
- 温泉を重視するか
- 花火を部屋から見たいか
- 駅やバス停からの移動を重視するか
- バリアフリー設備が必要か
などを考えることが重要です。
特に60代や身体に不安がある人の場合は、価格だけではなく移動距離と館内の使いやすさも確認したいところです。
11.洞爺湖旅行は「庶民にとって安い旅行」とは言いにくい
ここは、今回の記事で特に付け加えたい部分です。
洞爺湖温泉旅行は、日帰りで近所の観光地へ行く旅行と比べれば、決して安い旅行ではありません。
関東から北海道まで航空機で移動し、2泊して温泉旅館に泊まり、現地交通、食事、観光、土産まで含めると、ある程度まとまった金額が必要になります。
そのため、一般的な生活者、特に家計を大切にしている人にとっては、
「思いついたから明日行こう」というタイプの旅行ではなく、目的を決めて計画的に行く旅行
と考えたほうがよいでしょう。
12.洞爺湖旅行は「富裕層向け」なのか
「富裕層向けの旅行先」という見方もできますが、少し注意が必要です。
洞爺湖には高級リゾートホテルもあります。
一方で、宿泊施設にはさまざまな価格帯があり、航空券や宿泊施設を早めに比較すれば、旅行費用を抑える方法もあります。
したがって、
「洞爺湖=富裕層しか行けない場所」
と断定するのは適切ではありません。
ただし、一般的な家計から考えれば、北海道への交通費、宿泊費、現地交通費、食費などを合わせる必要があるため、気軽な格安旅行とは言いにくいのも事実です。
だからこそ、
新婚旅行、結婚記念旅行、還暦・定年など人生の節目、夫婦の記念旅行、長年頑張ってきた自分への旅行
として考えると、洞爺湖旅行の意味が出てきます。
「高級だから行く」のではなく、
「高い費用を払うなら、何を思い出として残したいのか」
を考える旅行です。
13.60代の「再スタート旅行」として洞爺湖を考える
「60代リスタートラボ」で旅行記事を書く意味は、単に観光地を紹介することではありません。
60代になると、
- 定年
- 再就職
- 復職
- 副業
- 就労支援
- 家計の見直し
- 健康管理
- 家族との関係
- 老後の生活設計
など、人生の方向を考え直す機会が増えます。
そんな時期に、旅行は単なる娯楽ではありません。
普段の生活から少し離れて、
「これから何をして生きていくのか」
を考える時間にもなります。
洞爺湖のように、巨大噴火によって土地が変わり、噴火を繰り返しながら現在の観光地になった場所を見ると、
「人生も環境が変わる。その変化の中で、新しい生活を作っていけばいい」
と考えるきっかけになるかもしれません。
これは私が「60代からの再スタート」という視点から洞爺湖旅行を見るときの、この記事独自の切り口です。
14.障がい者・福祉制度と旅行を考える人にも確認してほしいこと
障がいのある人や、福祉制度を利用している人の場合、旅行計画では通常の観光情報だけでは足りません。
例えば、
- 障害者割引
- 介助者の料金
- バリアフリー設備
- 車いす対応
- 宿泊施設の設備
- 公共交通機関の利用条件
- 手帳等の提示条件
などを事前に確認する必要があります。
実際に有珠山ロープウェイでは、障害者手帳等の提示による割引料金が設定されています。
洞爺湖汽船にも障害者料金があります。
ただし、制度や料金は変更される可能性があります。
「障害者だから必ずこの料金になる」と考えず、旅行前に各施設へ確認することが重要です。
旅行は、福祉制度を利用している人にとっても「特別なもの」ではありません。
必要な支援や条件を事前に調べれば、旅行の選択肢を広げられる可能性があります。
15.関東から2泊3日で行く標準モデルコース
1日目|関東から洞爺湖へ
羽田空港から新千歳空港へ向かいます。
新千歳空港からはJRで洞爺駅へ向かい、洞爺駅からバスまたはタクシーで洞爺湖温泉へ移動する方法があります。
洞爺湖温泉観光協会によると、新千歳空港から洞爺駅までは特急利用で約1時間30分が目安です。洞爺駅からは道南バスまたはタクシーを利用します。
1日目の流れ
羽田空港
↓
新千歳空港
↓
JR洞爺駅
↓
洞爺湖温泉
↓
ホテルにチェックイン
↓
湖畔散策
↓
夕食
↓
温泉
↓
花火
↓
就寝
初日は無理に観光地を詰め込まないことがポイントです。
16.2日目|有珠山・昭和新山を中心に観光
2日目は、この旅行の中心となる日です。
午前
昭和新山
↓
有珠山ロープウェイ
↓
洞爺湖展望台
↓
火口原方面
という流れを考えます。
ただし、天候や体力によっては観光範囲を縮小します。
「全部見る」ことより、
「疲れずに楽しむ」
ことを優先します。
午後
温泉街へ戻ります。
- カフェ
- 土産店
- 足湯
- 湖畔散策
などを楽しみます。
夜
夕食
↓
温泉
↓
湖畔散策
↓
ホテルで休む
という流れです。
17.3日目|洞爺湖から新千歳空港へ
3日目は帰宅日です。
朝食後、
- 湖畔散策
- 土産購入
- 最後の温泉
などを楽しみます。
その後、洞爺駅へ向かい、新千歳空港へ戻ります。
帰宅日に札幌や小樽まで詰め込むこともできますが、2泊3日の洞爺湖旅行なら、無理に観光地を追加しないほうが旅行全体に余裕ができます。
18.関東から2人で行く場合の旅行予算
ここでは、旅行計画を立てるための「概算モデル」を示します。
実際の料金は航空券、宿泊日、ホテル、食事内容によって大きく変わるため、以下は予約時の目安として考えてください。
| 項目 | 2人分の概算 |
|---|---|
| 羽田~新千歳往復航空券 | 40,000~70,000円 |
| 洞爺湖温泉2泊 | 40,000~60,000円 |
| 新千歳~洞爺方面の交通 | 15,000~20,000円前後 |
| 食事・飲み物 | 20,000~30,000円 |
| 遊覧船・ロープウェイなど | 8,000~15,000円程度 |
| 土産・雑費 | 約10,000円 |
| 合計 | 約133,000~205,000円 |
あくまで概算ですが、2人で15万円前後を一つの予算ラインとして考えると、旅行計画を立てやすくなります。
一方で、航空券が高い時期、高級ホテル、湖側の客室、上級料理などを選べば、20万円を超えることも十分考えられます。
19.旅行費用を抑えるなら「全部を安くする」のではなく優先順位を決める
旅行費用を抑える場合、すべてを削る必要はありません。
例えば、
航空券は安い時期を選ぶ
一方で、
ホテルは温泉を重視する。
あるいは、
宿泊費を抑える代わりに、現地の食事を楽しむ。
という方法があります。
旅行で大切なのは、
「全部を安くすること」ではなく、「お金を使う場所を選ぶこと」
です。
これは旅行だけではなく、60代以降の生活設計にも通じる考え方です。
20.旅行会社と個人予約、どちらがいいのか
洞爺湖旅行では、
航空券+ホテルのセット商品
と、
航空券とホテルを別々に予約する方法
の両方を比較するとよいでしょう。
旅行商品を比較する場合は、旅行比較サイトなどを利用できます。
宿泊については、予約サイトだけを見るのではなく、ホテルの公式サイトも確認してください。
重要なのは、
「航空券が安い」
ではなく、
「航空券+ホテル+交通+食事+観光の総額がいくらなのか」
です。
21.洞爺湖で買いたいお土産
洞爺湖温泉街では、
- 北海道のお菓子
- 海産物
- 乳製品
- 地元加工品
- ワイン
- クラフトビール
など、北海道らしい商品を探すことができます。
旅行の思い出として考えるなら、
「北海道ならどこでも買える商品」だけでなく、「洞爺湖らしい商品」を選ぶ
のも一つの方法です。
22.旅行前に必ず確認したい情報
洞爺湖旅行では、以下を出発前に確認してください。
交通
- 航空便
- JR
- バス
- タクシー
観光施設
- 有珠山ロープウェイの運行状況
- 洞爺湖遊覧船の運航状況
- 営業時間
- 定休日
宿泊
- チェックイン時間
- 食事条件
- 温泉設備
- バリアフリー設備
- 花火の見え方
支援・割引
- 障害者割引
- 介助者の扱い
- 各種手帳の提示条件
特に火山周辺では、天候や安全情報によって予定が変わることがあります。
有珠山ロープウェイ公式サイトでは、運行状況や天候情報も掲載されています。
23.洞爺湖旅行で大切なのは「観光地を制覇すること」ではない
北海道旅行を計画すると、どうしても、
「札幌にも行きたい」
「小樽にも行きたい」
「登別にも行きたい」
「函館にも行きたい」
となります。
しかし2泊3日なら、あえて欲張らないことも大切です。
洞爺湖を中心にするなら、
洞爺湖+有珠山+昭和新山
くらいに絞る方法があります。
そうすれば、
「観光して疲れた」
ではなく、
「ゆっくり北海道を楽しめた」
という旅行にしやすくなります。
24.60代の旅行では「体力」も旅行予算の一部
旅行予算というと、普通はお金だけを考えます。
しかし60代以降では、
体力も旅行の資源
です。
例えば、交通費を節約するために長時間歩いた結果、翌日に疲れてしまえば、旅行全体の満足度が下がることがあります。
逆に、少し交通費を払って移動時間を短くすれば、その分だけ観光や温泉を楽しめます。
つまり、
「安ければいい」という旅行計画ではなく、「お金と体力の両方を考える」
ことが大切です。
これは60代の再スタートを考えるうえでも重要な考え方だと思います。
25.洞爺湖は「人生の節目」に行く旅行先として考えたい
洞爺湖旅行には、ある程度まとまった費用がかかります。
だからこそ、
「何となく行く旅行」ではなく、「意味のある旅行」にする
という考え方があります。
例えば、
- 新婚旅行
- 結婚記念旅行
- 還暦記念
- 定年記念
- 再就職記念
- 長年働いた自分へのご褒美
- 夫婦の思い出づくり
- 人生の再スタート記念
などです。
もちろん、旅行に特別な理由は必要ありません。
ただ、一般的な家計から見ると決して小さな出費ではないからこそ、
「この旅行を、何のための旅行にするのか」
を決めると、費用に対する納得感も変わってきます。
26.「60代からの再スタート」と洞爺湖旅行
私がこのブログで洞爺湖旅行を取り上げる理由は、単なる観光情報の紹介ではありません。
60代になると、人生は「終わり」に向かっていると考えてしまうことがあります。
しかし、実際には、
仕事を変える。
副業を始める。
復職する。
生活費を見直す。
健康管理を始める。
新しい趣味を持つ。
新しい人間関係を作る。
旅行に出る。
こうした小さな変化によって、生活は変わっていきます。
洞爺湖の大地も、一度できたら永遠に同じだったわけではありません。
噴火によって土地が変わり、昭和新山が生まれ、2000年にも有珠山が噴火しました。
それでも人々は、この土地で暮らし、観光地を作り、火山と共生してきました。洞爺湖有珠山ジオパーク自身も、この地域を「変動する大地との共生」という視点から紹介しています。
この点に、私は「60代からの再スタート」と重なるものを感じます。
人生も、環境が変わったから終わりなのではありません。
変化した環境の中で、新しい生活を作っていくこともできます。
27.まとめ|洞爺湖旅行は「贅沢」ではなく「何にお金を使うか」を考える旅行
洞爺湖温泉街は、
自然
温泉
火山
歴史
グルメ
花火
を一つの旅行で楽しめる場所です。
約11万年前の巨大噴火によって形成された洞爺湖。
現在も活動する有珠山。
1940年代の火山活動によって誕生した昭和新山。
2000年の有珠山噴火と防災の歴史。
そして2008年の北海道洞爺湖サミット。
これだけの歴史が一つの観光地域に重なっています。
さらに、温泉、北海道の食、遊覧船、ロープウェイ、花火などを楽しめます。
一方で、関東から航空機で移動して2泊するとなると、一般的な生活者にとっては決して安い旅行ではありません。
その意味では、洞爺湖は「気軽な格安旅行」というより、
新婚旅行、夫婦の記念旅行、人生の節目の旅行、あるいは長年頑張ってきた自分への記念旅行
として考えやすい場所です。
「富裕層しか行けない場所」と決めつける必要はありません。
宿泊施設や航空券を比較すれば、予算を抑える方法もあります。
ただし、
「北海道まで行って、温泉旅館に泊まり、観光もする」
以上、ある程度の費用が必要になることは事前に理解しておいたほうがよいでしょう。
だからこそ、私は洞爺湖旅行を、
「いくら使うか」だけではなく、「そのお金で何を人生の思い出として残すのか」
という視点から考えてみたいと思います。
60代からの再スタートは、仕事や収入だけの問題ではありません。
健康、生活、趣味、人とのつながり、そして「これから何を楽しむのか」も含めて、自分の人生をもう一度考えることです。
もし、その再スタートの一つとして北海道旅行を考えるなら、
洞爺湖で火山の大地を見て、温泉に入り、北海道の料理を食べ、夜の湖を眺める。
そんな2泊3日の旅も、一つの選択肢になるのではないでしょうか。
洞爺湖旅行に役立つ公式情報
旅行前には、必ず最新情報を確認してください。
旅行費用について
航空券、ホテル、交通費、食事、観光料金などは時期によって変動します。
特に航空券と宿泊料金は、繁忙期・閑散期、予約時期、部屋タイプ、食事条件などによって大きく変わります。
この記事の予算はあくまで旅行計画を考えるための概算であり、予約時には各交通機関、宿泊施設、観光施設の公式情報をご確認ください。
※この記事は2026年10月時点で確認できる情報をもとに構成しています。イベント、料金、営業時間、交通機関の時刻などは変更される場合があります。
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