はじめに|応募書類を作ることは、自分の人生を整理すること
A型就労継続支援事業所への応募に向けて、この日は本格的に履歴書を作成しました。
最初は「学歴や職歴を書けば完成する」と考えていました。しかし、実際に取り組んでみると、入学・卒業年月、勤務期間、退職時期などを正確に確認するだけでも、想像以上に時間がかかりました。
結果的に、履歴書の作成には約3〜4時間。
ただ、この時間は単なる応募書類作成ではありませんでした。
過去の記録を確認し、自分がこれまで何を経験してきたのかを振り返る時間でもあったのです。
さらに、ChatGPTを「代わりに履歴書を書いてもらう道具」ではなく、第三者の視点から確認するための補助役として使ったことで、自分では気づかなかった改善点も見つかりました。
この記事では、A型就労への応募準備を通じて感じたことを、復職・転職・副業を考えている人にも役立つ形で整理します。
1.履歴書作成で最も時間がかかったのは「文章」ではなく「事実確認」
履歴書を書くうえで意外に時間がかかったのが、文章を考えることではありませんでした。
最も大変だったのは、過去の年月を正確に確認することです。
学歴については、生年月日をもとに入学・卒業時期を確認し、ChatGPTも参考にしました。
一方、職歴や入退院などの時期については、自分の記憶だけでは曖昧な部分がありました。
そこで、次のような資料を一つずつ確認しました。
- 年金手帳に記載された厚生年金資格喪失年月
- 預金通帳の入出金履歴
- B型就労継続支援事業所の勤務記録
- 過去に残していた資料や記録
こうして過去の記録を照合すると、頭の中だけでは曖昧だった自分の経歴が少しずつ整理されていきました。
「覚えている」より「記録を確認する」
再就職や復職を考える場合、長い職歴がある人ほど、すべてを正確に覚えているとは限りません。
特に、転職や離職から時間が経っている場合は、
「何年だっただろう?」
「入社と退職は何月だっただろう?」
と迷うことがあります。
そのため、履歴書を書く前に過去の資料を集めておくことが重要だと感じました。
2.ChatGPTは「履歴書を書く人」ではなく「第三者のチェック役」として使う
今回、完成した履歴書を写真に撮り、ChatGPTにチェックしてもらいました。
自分では完成したと思っていたものでも、第三者の視点から見ると細かな改善点があります。
例えば、
- 「現在に至る」の次に「以上」を入れる
- 志望動機を簡潔に整理する
- 特技を仕事につながる表現にする
- 自己PRに具体的な仕事への姿勢を加える
- 本人希望欄を簡潔にまとめる
といった点です。
例えば自己PRなら、
「新しい業務にも積極的に学び、正確で丁寧な作業を心掛けています」
というように、単なる性格の説明ではなく、仕事への姿勢が伝わる表現に整理できます。
ここで重要なのは、AIの提案をそのまま採用するのではなく、自分の経験と一致しているか確認することです。
ChatGPTは文章の整理や見落としの発見には役立ちますが、経歴そのものを確認できるわけではありません。
最終的な事実確認と判断は、自分自身で行う必要があります。
3.履歴書は「自分を売り込む書類」であると同時に「人生の棚卸し」でもある
履歴書を作っていて、もう一つ気づいたことがあります。
それは、履歴書が単なる応募書類ではないということです。
これまでの学歴、職歴、経験を並べていくと、
「自分はこれまで何をしてきたのか」
「どんな仕事を経験してきたのか」
「これから何をしたいのか」
を考えるきっかけになります。
特に、60代から新しい仕事を目指す場合、若い頃の転職活動とは事情が異なります。
これまでの経験をどう生かすのか。
今できる仕事は何なのか。
パソコンを使った仕事に挑戦できるのか。
勤務時間や働き方にどのような条件があるのか。
こうした点を整理していくことで、単に「仕事を探す」のではなく、これからの働き方を考える機会になります。
これは60代に限らず、長期間の離職後に復職を目指す人や、副業を始めたい人にも共通するテーマだと思います。
4.予定外の炊飯器故障から考えた「生活の予備力」
この日は、履歴書作成だけでなく、思わぬトラブルもありました。
長年使っていた電気炊飯器が突然故障し、ご飯が炊けなくなったのです。
すぐに新しい炊飯器を注文しましたが、その日の昼食には困りました。
そこで近所のスーパーへ行き、カロリーメイトを購入して対応しました。
一見すると履歴書とは関係のない出来事です。
しかし、再就職や生活再建を考えると、こうした日常生活の「予備力」も重要だと感じます。
家電、交通費、医療費、仕事に必要な道具など、生活には突然の出費があります。
すべてを予測することはできませんが、
「突然壊れるものがある」
と考えて、少額でも予備費を確保しておくことは、生活を安定させるうえで意味があります。
働く準備をするということは、仕事だけを準備することではありません。
生活そのものを安定させることも、再スタートの重要な準備だと感じました。
5.クラウドワークスのライティング案件で感じた「小さな学び」
朝は、クラウドワークスのライティング案件にも取り組みました。
当初は短期間の受講で終了する予定でしたが、追加の特訓が案内され、予定より長く学ぶことになりました。
報酬だけを見ると小さな案件です。
しかし、文章を書く練習という点では、自分にとって意味のある経験になっています。
特に、A型就労への応募準備と並行してライティングやデータ入力などのスキルを学んでいると、
「これまでの経験」
「現在できること」
「これから身につけたいこと」
をつなげて考えられるようになります。
再就職だけでなく、副業や在宅ワークを考えている人にとっても、最初から大きな成果を求めるのではなく、小さな案件や学習から経験を積む方法があります。
6.夕方の散歩と入浴で、仕事だけではない「生活の土台」を整える
夕方には散歩に出かけ、この日の歩数は7,182歩でした。
その後、夕方に入浴しました。
以前デイケアで、夕方の入浴と睡眠について教えてもらったことを思い出し、生活リズムを整える工夫として試してみました。
就労を目指す場合、応募書類だけを整えても、それだけで準備が完了するわけではありません。
起床、食事、外出、運動、入浴、睡眠など、日々の生活リズムも仕事を続けるための土台になります。
だからこそ、
「仕事探し」と「生活改善」を別々に考えない
ことが、再スタートでは大切なのではないかと思います。
7.提出まで時間があるからこそ、焦らず修正する
履歴書の提出予定は7月9日以降でした。
締切直前に慌てて修正するよりも、時間に余裕がある段階で一度完成させ、少し時間を置いて見直す方が、落ち着いて改善できます。
今回の経験から、応募書類については、
作成 → 休む → 見直す → 第三者に確認してもらう → 修正する
という流れが有効だと感じました。
これはA型就労だけでなく、一般企業への転職、復職、副業への応募などにも応用できます。
まとめ|「再スタート」は履歴書を書くところから始まっている
この日の履歴書作成には、約3〜4時間かかりました。
学歴や職歴を確認する作業は決して簡単ではありませんでした。
しかし、過去の記録を整理したことで、自分のこれまでの歩みを改めて振り返ることができました。
また、ChatGPTを第三者のチェック役として利用することで、自分では気づきにくい文章上の改善点も見つけられました。
そして、炊飯器の故障、ライティングの学習、散歩や入浴など、一見すると別々に見える出来事も、実は「これからの生活をどう整えていくか」という一つのテーマにつながっています。
60代からの再スタートでは、過去を消して新しい人生を始めるのではありません。
これまでの経験を整理し、今できることを確認し、これからできることを少しずつ増やしていく。
その積み重ねこそが、再就職、復職、副業、そして新しい働き方につながっていくのだと思います。
今回の履歴書作成も、そのための小さな一歩でした。


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